博士論文を2月20日に提出し終えて、少しは落ち着いて余裕ができるかと思ったら、むしろ逆だった。3月と4月は、2月以上に忙しい日々すぎて、ほとんど記憶がないほどである。
そんな中、3月末に韓国、4月末に中国に行った際、どちらも体調を崩した。韓国はおそらくユッケ（生肉）への食あたりで、中国はおそらく渡航前日の授業で喉を痛めたのに起因する扁桃炎っぽいけど、とにもかくにも体調を崩した。これは確実に日頃の疲れも影響していると思う。
私は旅先（特に海外）で体調を崩したことがほぼなかったので、これはかなりショックだった。やっぱり、「渡航前にどうにか仕事を終えなくては」と思って猛烈に働き、睡眠時間も削らざるを得なかったのがよくなかったんだろうなと思った。
それで、本格的にこの忙しさをどうにかしないとまずいと思い始めた。そのためには、仕事量を減らすなり、一つ一つの仕事にかける労力を減らすなりするしかない。
私の仕事は大きく分けて以下の3つである。①大学の仕事（非常勤助手、非常勤講師）、②原稿を書く仕事（商業雑誌や書籍への寄稿、学会誌への論文投稿など）、③その他単発の仕事（トークイベント出演、インタビュー記事執筆、各種ミーティングなど）。
②はまあ大変だけど一番やりたい&やるべきことだしよいとして、③もたまにしか発生しないしインタビュー記事は自分で企画持ちかけることが多いので半分自己実現だしよいとして、①の特に非常勤講師としての担当授業にまつわること（授業内容のスライドの準備、学生が書いたコメントペーパーを読んで回答を準備）が相当大変で、時間も労力もかかる（そのわりに週1コマにつき月2.5〜3.5万円しかもらえない…）。ありがたいことに今年は履修者の人数がかなり多いので、ありがたいと思いつつも、人数に比例して準備も大変にはなっている。
現時点でどうしたらいいのか、名案は浮かんでいないが、ひとまず、コメントペーパーに目を通すスピードが速くなったらいいなと思う（地味な改善案…）。
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関係あるようなないような話だが、ゴールデンウィークは体調を崩してずっと寝込んでいたこともあり、そして体調不良がかなり長引いていることもあり、すっかり弱気になってしまった。
そのせいか、修士課程の時にとあるゼミで発表したら先輩から「研究のやり方がまったくなっていないので1からやり直すべき」旨を指摘されたこととか（なおこの頃から私の研究の基本的なやり方は変わっていないので、今もなお私は「まったくなっていない」研究者なのかもしれないと恐れている）、無料体験していたとある研究ツールの退会処理が最後まで終えられていなくて払いたくない年額1万円を払ってしまったこととか（これは「パチンコで1万円負けた」と思うことにしようかと思う。パチンコやったことないけど）、友人関係における傷（私が受けた傷のみならず、私が与えてしまったかもしれない傷も含めて）についてとか、色々とトラウマ的なことを思い出してしまい、余計に辛くなっていた。
そうしたら、Twitter（Xとは呼びたくない）が「ご利用のアカウントには、リーチに影響を与える可能性がある仮ラベルが追加されました。詳細はこちら」と言ってきた。詳細を読むと、「ご利用のアカウントがスパムを含んでいるか、その他の種類のプラットフォーム操作に関与している可能性があることがわかりました」とのこと。
ここ数年ずっとシャドウバンとか凍結とかに遭ってきたから、そんなに驚きはしないけど、プラットフォームから「不審」に思われるのはいつまで経っても慣れないし、何よりも理由がわからなくて、こちら側ができることがほぼない。ただただ辛い。
実は、中国…というか上海ディズニーランドで体調を崩した時、あまりにも悲しくなってしまって、夜のプロジェクションマッピングショーの後に大泣きしながら親友氏に愚痴をこぼした。「私はここ数ヶ月、これまで以上にすごく忙しくて、めちゃくちゃ仕事を頑張っているつもりだったのに、ようやく得たバカンスにこのありさま。韓国でも食あたりをしたし、『神様は私のことをお見捨てになったのだろうか』とつい思ってしまう……」と。
神は私のことをまだ見捨てていないと思いたい。私はそれなりに報われるのだ、報われていいのだと思いたい。そう思えないぐらい、絶望的な気持ち。
