まだ私の部屋には暖房と温かい緑茶が必要な季節。お守りは幾つあってもいい。去年の今頃と比較したら、ずっと身体の不調は減って、今ある不調に向き合いやすくなっている。
雑貨屋とか服屋とか、本とは関係ないお店に置いてある本棚を見てると、偶に好きだなと癖に刺さる本たちの並びに出逢うことがある。その本棚ごと持ち帰って思考の海に浮かんでたいと思うことがある。1冊1冊を手に取って、お値段を見てみるが、今のわたしのお財布には優しくない。いつか買いたい本を買いたい時に買って、家に持ち帰ることが出来るようになると嬉しい。
先日、図書館へ行って読了できていない本たちを返却し、取り寄せてもらった本を無事受け取ったのち、帰りにコンビニ支払いを済ませ帰ってきた。大きなゴールデン・レトリバーに出逢った。
大きなゴールデン・レトリバーは本当に大きくて、ミルクティー色の毛並みと黒い瞳に近づき難いある種の畏れを感じながら、帰路を進めた。よく出逢うんだ。
今まで結構な回数、「君は冷静で良いね」と、私から見て冷静ではないだろうなと感じる人たちから評価されたことがある。「君は冷静だね」ではなく、「君は冷静でいいね」だ。冷静さを求める種の人間から見て、その人間たち自身と私を比較したら、私の方が幾分か冷静に見えるのだと思う。【私が持つ私の冷静さの度合いが、私が私自身に求める冷静さに遠く及んでいなくても。】
わたしが冷静だと感じる人に、冷静さを保つ為に何が必要かを問う機会があった。その人は、私が少しも冷静でないこと知っていた。俯瞰的に客観的に自身をみることだと。言語で言われるのはわかる。少し詳しく理解しやすい説明がその人の声で欲しかった。【見えない世界があり、見えない世界を前提として見える世界を感じ評価できること、そして、不確かなことの判断を先延ばしにする為にわざと意識を逸らすことが出来ること】、だと。まだまだ冷静への道は遠い。私がなぜ冷静に拘るか。それはまた、機会があれば。
必死に悲しみを押し遣る。バイトを始めて4日目の出勤が終わった。変化するということは、少なからず苦しいことだと先生は云う。バイトによって齎された変化に、私は耐えることが出来るだろうかと独りごつ。
それはそうと、よい先生に出逢ったと思う。精神科に通いながら、私は私を育ててもらってる。
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