2024.05.12 不可能を可能にする花

李晏
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だいぶ満身創痍ではありますが、シャワーを浴びて、味噌汁と白米を摂る。おまけに、電子レンジとマグカップで完成するプリンを食べて、歯を磨く。タンパク質は気持ち摂れたということに。プリンを作るのは2回目。少し慣れた。砂糖の量も自分で調整出来るのでこれはいいと思いながら、挑戦してくれたわたしにありがとうを贈る。1回目より2回目の方が手際は良い。痛い頭と共存しながら、明日は買い出しに出かけたいと思う今。トイレットペーパーとお米を買いたい。一度に両方を持って帰ることはできないから、先にトイレットペーパーかな。

バイトは体力的にも精神的にもしんどいけれど、次の土日は休みにしている。ゆっくり休んでみようと思う。ひとまず痛いのと重いのがどうにかなればな。

不可能だと思ってしまったことより、可能かもしれないと思ったことを可能にする方が幾分か気持ちは楽かもしれない。それでも、不可能だと思ったことが可能に見えてくることもあるかもしれないから、そんな祈りをこめて、わたしは青い薔薇を一本、ことあるごとに差し出すことにしている。青い薔薇の花言葉は、「夢が叶う」「奇跡」「神の祝福」。諦めなくていい時、諦めそうな時、諦めた時。そんな時がことあるごとに。

いつか、わたしの王さまにも、贈って差し上げたいと思ったりする。神の祝福とも呼ばれるかのバラを、神を信じない王さまに贈るのはひどく滑稽なようにも思えてしまい、わたしが王さまの神様になれたら良いのにと思ったりする。王さまに『君はぼくの神さまだよ』なんて言われる日を夢みる自由はどうか赦してほしい。わたしはどうしようもなく、王さまに惚れている。その思慕の念もいつか王さまを護る力の一つになったらいいと祈る。きっとその時には、もっと相応しいものを贈られるようになっているはず。

@rian
Twitter: @Rian_nokiroku