だんだんと空が明るくなっていく夜と朝が共存している時間帯。いちばん安心する時間帯かもしれない。カーテンを全て開け、一枚の絵のように窓枠を見立てる。終わりと始まりが共存する時間。明るくなり、月はだんだんと白へと色を変えていく。
朝。散歩。日曜の朝。霧が薄く発生している。静か。澄んだ空気。今日はカラッと晴れるだろう。朝ごはん。サラダとミルクティー、納豆チーズトースト。少し食べにくい時も多いけど、食べ応えは充分。このままゆっくり眠ってしまえればいいのにと願うが、生憎今日もバイト。今月最後のお仕事。お願いだから、くそ忙しいのだけは勘弁。
バイトに少し慣れて周りを眺める余裕がでてきた。少しだけ負荷が減った。でも、でも、、。声にならない声は形なるまで眺めておくことにする。私は私を守り切って、守り切って、そうやって生きていくと決めたから。
眠い。お腹が満たされて、バイトの準備をするまでは少しうたた寝をしようと思う。数日前、側溝に落ち、下半身と左腕を負傷した。おまけに泥水に浸水した携帯は買い替えて、痛い出費がこれから始まる。筋肉の筋や打ち身達はこうやって治っていくのかと、筋肉は目に見えない感覚を頼りに、打ち身はだんだんと青黒い皮膚の周りが黄土色に変わっていくのを眺めながら、しげしげと見守る。
そろそろまた私も変われるところを変えていかないといけないと重たい腰を上げようとしている。頑張り過ぎたらまたパタンキュが目に見えるので、布団の中で安心して泣き叫ぶのも良いかと思ったりする。どちらもバランスよく摂取。
おわりの中で、はじまりを見つける。
君はきっと変わってゆける。