今回の記事はこちらの企画によせたもので、12月8日を担当させていただきます。早速写真とともに紹介していきます。

基本的にこのマガジンラックに未読の本を突っ込んでいる。本以外のものもごちゃごちゃと見えているが、あえてありのままをお見せするために特に片付けたりはせずに撮影。写真ではきちんと見えていない本もあるが、ここに置かれている本は以下の通り。
『知ってるつもり ―無知の科学―』(ハヤカワ文庫NF)
『罪と罰〔上〕』(新潮文庫)
『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社文庫)
『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』(医学書院)
『地球の歩き方 For Kids 世界一周の旅図鑑』
1はSNSで概要を紹介している方がいて、その内容が気になって購入。2は以前「『罪と罰』を読まない」という本を読んでからずっと気になっていて、今年の夏の新潮文庫フェアで購入。上巻だけ買っているところから「本当に読み切れるのか……」という不安が感じられる。3は著者の佐々涼子さんの他作品が良かったので、夏の集英社文庫フェアで買った。4はたまに行く独立系書店に置いてあったのを中身を軽く読んで購入。この医学書院の「ケアをひらく」シリーズはこれまでも数冊読んでいて良い印象があるのだが、近くの本屋に置いていなくて悲しい。5はマクドナルドのハッピーセットでもらった絵本。
『星栞 2026年の星占い』(幻冬舎コミックス)
『星栞 2025年の星占い』(幻冬舎コミックス)
『かえるの哲学』(ブルーシープ)
6〜8はたまにぱらぱらとめくりたくなるのでここに置いている本たち。石井ゆかりさんの熱心なファンではないのだが、星占いの文章には時折勇気をもらえたりする。このシリーズを買うのは2026年で3年目になる。8はがまくんとかえるくんシリーズの雰囲気が元々好きで一目惚れして買った本。原作の英語と日本語訳が併記されているのが良い。
『科学者という仕事 独創性はどのように生まれるか』(中公新書)
『競争と公平感 市場経済の本当のメリット』(中公新書)
『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル)
『コーヒー「こつ」の科学』(柴田書店)
9〜12は亡くなった夫が持っていた本のうち、自分が読みたくて手元に残した数冊。めちゃくちゃな読書家というわけではなかったが、わたしが絶対手に取らない本を夫は読んでいた。12は実はかなり昔に誕生日か何かのタイミングでわたしが夫にプレゼントとして贈った本。
『袋小路の男』(講談社文庫)
『むずかしい愛』 (岩波文庫)
『日本の名随筆 34 老』(作品社)
13〜15は大学の後輩からもらった本。実際にその人が読んだ本をもらったので人が読んだ痕跡が感じられる。読まなきゃという義務感ではなく、この本を読みたいという気持ちになるのを待っているのだが、その結果まだ読めていなくてごめん。
ナンバリングしなかったが、文学フリマなどで購入した日記本などの個人製作のリトルプレスも数冊置かれている。

こちらは読みかけの積読。元々は前述したマガジンラックに入れていたのだが、未読の本が入りきらなくなったタイミングで本棚に移動して積まれている。ちなみにまぎらわしいが後ろに積まれた本は読了している。
『真似のできない女たち ――21人の最低で最高の人生』(ちくま文庫)
『もっとも小さい日の出』
『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)
『人生相談を哲学する』(生きのびるブックス)
16は本のガチャという、タイトル不明の状態で本を選ぶ企画で手元に届いた本。短編集だが1つ目を読んだかどうかくらいで止まっている。17は文学フリマで購入した柴沼千晴さんという方の日記本、18は前に住んでいた場所の近くにあった独立系書店で購入。どちらも読み進めているうちにその時の気分となんとなく合わなくなって途中で止まってしまったままになっている。19は長らく欲しい本リストに入っていたものを購入したのだが、人生相談というものの性質なのか筆者と読み手の間の上下関係のようなものが感じられて疲れてしまい、途中で読むのを止めたまま置かれている。

もうひとつ忘れてはいけないのが電子書籍の積読。と言っても最近はマンガ以外は紙で買うようになったので文字だけの本で積んでいる電書はそんなにないのだが……と思ったらこれがあった。樋口美沙緒先生のパブリックスクールシリーズ。樋口先生のムシシリーズに一時期ハマっていたので、こちらも読もうとセールか何かの機会に一気に買ってそのまま読めていない。一度読み始めれば勢いに乗ってガッと一気に読めるんじゃないかと思っている。
いつもの景色に溶け込んでいると何も思わないが、こうして改めてリストアップすると、読み始めていない本ですらこんなに家にあるのかという新鮮な驚きがある。だが積読はその時の気分に合った本を本屋に行かずにすぐ手に取れる可能性をぐんと高める素晴らしい手段と考えている。積読に対するネガティブな気持ちはほぼ無いに等しい。これからもわが家の積読は、ラインナップの入れ替わりはあれどゼロになることはないだろう。読みたい時に読みたい本を読んでいこう。