自分の中で、最高のストーリーだけどもう観たくない。って思う作品が傑作としてずっと頭に残ってる事が多い。NANAとか。白夜行とかね。バナナフィッシュも無事仲間入り。
バナナフィッシュを観終わって思ったのは、愛は人を強くも弱くもするし、その愛の形は1つではないということ。
アッシュと英二の関係は何なんだろう。
友情を超えて性別を超えてお互いを想い必要とし合う存在。
ソウルメイト?ブロマンス?
少年漫画とかによく出てくる、女として生きている私には全くわからないこの未知の関係性にめちゃくちゃ惹かれる。
尊厳を奪われ続け、命の危険と隣合わせの環境で生きてきて、気を張って人を疑って常に強くあろうとしたアッシュが、英二の前でだけ17歳の普通の少年に戻れる。
尊すぎて涙出る。
この日常パート一生終わらないでくれって何回も思った。
たくさんの罪を犯したアッシュに今後普通の幸せな日常が手に入る事はない事は分かってた。そんな中で、アッシュにとって見返りなしに自分を必要としてくれている存在に包まれたまま物語が終わった事は、ハッピーエンドなんだと頭では理解はしている。しているけど苦しくて苦しくて受け入れ難い。この矛盾にどうしても涙が止まらなくなる。
もし2人がアメリカで、日本で、他の国で、共に過ごす未来があったなら、お互い結婚して一生の親友になったかもしれない、当たり前にそばに居る中で恋人になったかもしれない。
アニメ公式の相関図開いたら、アッシュと英二の関係に名前はなく、ただただクソデカ線で結ばれている。
それな!!!!!!!!って声出た……