エビデンス、ロジック、完璧なの出せました!だからこれは真実/真理です、という話の運び方には少し困惑するときがある。
どれだけロジカルな説明であっても、それはやはり、あくまで、ある説を徹底的にロジカルに説明した、ということに留まる。
俺は統計はよくわからないけど、一口にあるジャンルのデータといっても、まさにいろんな種のデータがあるだろうし、そして人がそれらのデータをどう解釈するか?でまた意味合いが分岐する。
論理は論理であり、真理ではない。
しかしながら、程度の幅はあれ、論理を真理と捉えることはけして悪ではない。
人間は何かを信じないと安定しない。信じるというのは人の根源的な心の行動だ。
当然俺も厳密にみると不確かな何かを、強く、強く信じて生きているし、それで安定を得ている。
だから自分が信じたいものを信じる、それでいいという話なのだが、それを全人類にとっての真理だと解釈し、他者に対してあてがうことには自分自身注意したい。
そして、「その人の持つ真理」に知らず知らず侵略し、むやみに「論破」することについても注意を払いたい。