知らない路線の電車に乗って知らない街並知らない木立知らない人達流れていく異邦のものを見ている異国情緒あふれる歌を聴きながら街の名前も歌の名前も歌う言葉も全部知っているものなのにわたしはまるで何も知らないいつでも近くにあったのにわたしはまるで何も知らないどこにもない国なんて探さなくてもここじゃないどこかは世界にあふれているほんの少し遠くへ行こうほんの少し違う目を持とうほんの少し新しい世界がはじまる詩ringokoほんのすこし、しずかななにかをおいておきたい