わたしの人生は誰のもの?

rinyu
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ザ・メンタルモデル

この本は、誰もが無自覚に持っている、自分の行動を制御したり妨害したりする信念や思い込み「メンタルモデル」について書かれています。

誰もが、幼少期に何かしらの痛みを経験しているんだそう。その痛みを切り離すために「自分もしくは世界とはこういうものだ」と無意識に決定づける。そうして生まれるものが「メンタルモデル」。

メンタルモデルは、4つに大別されます。

1.愛なし 2.価値なし 3.ひとりぼっち 4.欠陥欠損

どのメンタルモデルを有しているかみつける方法として、「紐解きセッション」があります。コーチと一緒に、自分にとっての「不本意な現実」をもとに、自分の内面を紐解いていきます。

このセッションで、どうやらわたしは「価値なし」モデルを有していそうであることがわかりました。

たしかに、他人軸になりがちな自覚はあります。

「自己犠牲的なところがある」と言われたこともあります。

「わたしはこの身体を誰のために使っているんだろう」

眼の病気をした時、この問いがうかんできました。そこから、他人にあった軸を少しずつ自分に戻してきている感覚はあります。

「できないやつだと思われなくない」

この思いは完全には消えていません。

でも、それがどうして浮かんでくるのか、自分の中に強くとどまっているのか。知る前と後では、自分自身に対する解像度が大きく変わりました。

価値なしのメンタルモデルを持つ人のチャレンジ(ライフミッション)は、 自分の価値を認め、他者に求められることよりも、自分を満たすことを優先すること、自分を大切にすること

本を読んだからといって、ライフミッションがすぐ達成される訳ではありません。日々、自分と向き合いながら、自分の感情を大切に扱いながら生きていく。それが求められています。

一足飛びにはいかなくて、もどかしい気持ちになったりもする。けど、価値なしモデルを有することから目を背けても、結局は何も解決しない。だから、1日ひとつずつでもいいから、「自分を満たす」を優先していきたい。

わたしの人生は、わたしのものだから。