アイビー・リインカーネーションの番外編はそれなりにある方だけど、ちょいちょい語られていない話も多かったりします。
アレス王子は戦場で殺戮の王子と言われていたけど、基本的にリーダー格の貴族騎士しか殺していません。関係の無い平民や商人たちは、むしろ護衛しながら守ったり治療したりしていたのです。
本人は沢山の人を殺した自覚はある、と言ってたんですけど周辺諸国の偉い貴族たちを殺していたんでそう思ってます。その貴族たちは、国民に対して悪政を行う独裁者ばかりだったのでアレス王子はそれらの国を解放した英雄だったりします。なので、国民たちからは戦神と讃えられていました。
偉くて悪い奴らを一掃した後は、協力したレジスタンス軍に後処理を任せており支配していません。本当に戦って上の連中を潰しただけ。本国に吸収合併することもなく、潰した諸国はそれぞれ独立した国のままなんです。政治やらなんやらが一新した新諸国化したのが現状だったりします。
帝国で処刑される時に殺せコールをしたのは、宜しくない元周辺諸国と繋がっていた貴族たちだけ。国民たちはずっと処刑に反対していましたが、鎮圧されていたのです。
上からわかると思いますが、アレクセイの父である公爵は良くない貴族のひとりでした。なおかつ、妻のアイリーンをアレス王子が愛していると知った上で見せつけていたんです。嫌な男だなマジで。
それと第一皇子の特殊性癖のことですね。あれは死体愛好家ではなく、生前のアレス王子のことを愛しすぎて暴走した結果です。彼の心が手に入らないなら遺体だけでも繋がりたいと思った末の結果です。
アレス王子は殺戮の王子と呼ばれるくらい強いと同時に、顔が綺麗で適度に身体が引き締まっているので男女問わず好意を向けられていました。本人はよくわかってないです。無自覚タラシ。戦場で女性から夜這いされても、冷静に衣服を着せて睡眠はしっかり取りなさいと叱りながらお部屋に帰す紳士ぶり。お母さんかな??
表情が乏しいですが、微笑みを見た者は全て魅了されると言われるくらい笑顔は特別なものです。R指定版でアレクセイ(アレスの姿)が満面の笑みを見せた時に、あの場にいた全員がときめいたくらいです。やばい男だな。
ちなみにアレスは「軍神」と名乗っていますが戦神もいます。マルスという名前です。割と混同されるので、本人たちはどっちがどっちでもいいと思っていますが、主神が神々の管理のためきちんとわけろと怒られてます。
マルスはアレスが言うには「やる気になった時とやる気がない時の温度差が激しい男」とのこと。戦いの時は本領発揮しますが、そうでない時はとても緩くのんびりとした神です。神の役割を決めた時もゆるーい感じでマルスが「じゃあ戦神になるねぇー」と先に決めたのでアレスが軍神になったのです。
こんなゆるゆるですが、それぞれの神々は強いことに変わりはないです。アレスことアレクセイのことについては、こんな感じですね。