最期の罰

タイトルがなんか物騒だけど、ツインレイの花嫁に出てくる攻めの男の話である。

まだ未公開ではあるけど、王妃であるユリアに対して「監禁・強姦」を行った罪に関しては、服従の首輪だけが贖罪にならない。

彼の最期の罰というものは、さらに残酷である。

王城の奥には、王族にしか行くことが出来ない世界守りの大樹がある。

彼は死後、その大樹に取り込まれて世界が終わる時まで永遠に神力を吸い取られ続けるというもの。

いわゆる「人柱」である。

元々、母親が主神であるため死後も神力は滅多に消失することがない。

そのため、永遠に搾取され続ける。

息子であるアダムがその捧げ役を行うのだが、本人も父親を世界の供物にしてしまうことに酷く辛かったとは思う。

人柱となったガウリイルが言うには「これはまだ罰が軽い方だよ」と笑って話しているのだから、なんともこの世界の神々は残酷である。

温情を受けてこれとか、だいぶやべー世界だなと思う。

書いたのは私ですけども。

まぁ、この死後の世界を視たユリアが自分がいかに最悪な選択をしていたのかがわかるわけですけど、こればかりはやり直しがきかないという話です。

@riones
BL小説とTL小説を書く雑食文字書き。 二次創作も一次創作もしているので、現在地不明になりがち。 ノベルスキーに潜んでいることが多い。 アイコンは、イラストACのこたつねこ様よりお借りしています。