悪魔学を勉強してみて…と言っても、易しい本をちょっと読んでみた程度なんだけど
それでも、今まで宗教周りの話はあまりきちんと勉強してこなかったので知らない概念がいっぱいあって驚いた。
初めて知った概念のうちの一つが「アンチキリスト」だ。
アンチキリストとは、キリストを嫌う人…ではなく、キリストの敵対者・偽救世主を指す。
世界の終末を迎えるとキリストが蘇るはずだが、それより前に、自身を救世主だと名乗る偽物の救世主が現れるそうだ。
この偽救世主は、アンチキリストという呼び名の通り、イエス・キリストと似た存在である。というのも、神が受肉した存在・神が人として生まれてきた存在がキリストであるように、アンチキリストはサタンが受肉した存在なのだ。
更に、アンチキリストはサタンの息子だとも言われている。
人間でありながら、限りなくサタンに近い存在…ということになる。
また、「666」で表される「黙示録の獣」とはこのアンチキリストである、とされていたり、
悪魔の三位一体として「竜＝サタン」「海から上がってきた獣＝アンチキリスト」「地中から上がってきた獣＝偽預言者」が挙げられていたり、と
サタンに並ぶかなり強大な獣として捉えられているようだ。
この概念を知って、私は、「燐ってアンチキリストをモチーフにしているのかも…」と思った。
世界中の人が悪魔を見るようになったあの世界は、「世界の終末」という状況にかなり近いように感じる。
その時代にあって、サタンの息子にして、人々の希望たりうる救世主のような存在…と考えると、彷彿としてしまうのもやむなし、なのでは…。
特に、平行世界に現れた魔王の燐のことを考えると…あれは、アンチキリストとしての役割に目覚めた燐なのでは…と…。
燐がみんなの心を救えば救うほど、アンチキリストの役割に目覚めた時、人々の絶望が深くなる、のでは…などと考えてしまって、大変心臓に悪かったです。
とはいえ、モチーフなのかも？と思っただけで、燐が本当にアンチキリストになるのか、はたまた救世主となるのか、はこれからの展開次第なんだろうな～と思ってます。
平行世界をわざわざ見せた以上、本編ではああならないと信じたいよ…。
あと、これはそうだったらやだなーってだけなんですけど、
三位一体たる悪魔が「サタン」「アンチキリスト＝燐」「偽預言者＝フェレス卿」とかだったらやだな～～～～…。
いや、燐は言うて主人公だから安心して見られるんだけど、フェレス卿はなぁ…。悪い奴に見せかけておいて最近良い奴すぎるから、どこかで反動がきそうな気もしてしまい…。
どうやら私はメッフィーの善性をかなり信用しているようなのです。少なくとも人間を守ってやりたいとは思ってくれてる、よね…！？みたいな…
だからメッフィーが最終的に「やっぱり人間い～らない」になったら、私はめちゃくちゃショックを受けるんだろうな…。
あと、これもやだなーってやつなんですけど
偽預言者が地面属性なのもちょっと気になっていて…
しえみがシェミハザ候補から外されていたのって、多分エレミヤ周りのごたごたのせいだろうとは思うんですけど、
もし万が一、しえみが悪魔側に与する可能性を誰かが察知して、関わらせないようにしていたとしたら…？とか考えてしまう…。
あと、エレミヤが偽預言者の役割を担う可能性は普通にありそう…？その場合でも、しえみが巻き込まれそうだよなぁ…と…。
もちろん今後どんな展開が来るかは分からないけど、なんとなくモチーフとしてリンクする部分が多そうだな～と思ったので、備忘録がてら書き残してみたのでした。
無関係であってくれ～～～～！関係してたとしてもはねのけてくれ～～～！頼む～～～！！！