現代に生まれる確率は、という投稿を見かけた。
現生人類の累計出生数は1200億弱しかないので、現代に生まれる確率はそこまで低くない。
でもそれって未来の人口を無視した計算だから、この時代に生まれる確率を高く見るなら、今後極端に出生率を下げるか、遠くない将来人類が滅亡しないといけない…
引用元:https://x.com/9m/status/2046758642691797270?s=46
これを引用して以下のような投稿もあった。
これ系だと、アンディ・ウィアーの『卵』みたいな話が好き。
「なぜ私は、他の誰でもなく私なのか?」への答えは
「自分は過去から未来までの全人類を一人ずつ生きているから」
あの人もこの人も、リンカーンもヒトラーも、キリストさえも私自身
引用元:https://x.com/catnose99/status/2046858315427352948?s=46
たしかに面白い話であり、誰しも似たようなことを一度は考えたことがあるんではなかろうか。
ただ、普通に考えれば自分は今この個体である自分でしかないはず。
この考えに至るには「個人の肉体に対して、それとは独立した魂のような存在が宿る」という考えが前提となる。「現代に生まれる確率」というのも、たくさんの人類がいる中でどの個体に「自分」が宿るか、という考えが必要である。
そうではなく、「肉体がまずあってその肉体が思考をして自分を認識している」という前提に立つと、単に自分は自分でしかなくなる。現代の科学的にはこの考えの方が主流ではなかろうか。その前提であれば「現代に生まれる確率」という概念もない。その計算は単に「現代に生まれたと認識する人間の割合」を出しているにすぎない。
こういう野暮なことをわざわざポスト主に言うこともないので、ここに吐き出しておく。