我が家のぬいぐるみたちの一部は
それぞれに担当している係がある。
例えば、車に乗っているのは車両係だし
本棚にいるのは図書係、
裁縫箱の管理を担当する修繕係もいる。
アンディは確かわたしが小学校に入学する前、
未就学児童のつどい的なイベントの
抽選会で当たった、カントリードールだ。
人形はあいかわらずニガテだったが、アンディは
どちらかというとぬいぐるみに近い構造だったので
素直にいただいて帰ってきたのだ。
とはいえ熱心に遊んだ記憶は全くなく、
わたしが大人と呼ばれる年齢になったある日
どこかからひょっこり現れたので、
それなら、と車両係になってもらった。
そして引っ越しを期に車両係を引退し、
現在は室内で過ごしている。
そういえばアンディにも
カーディガンを編んだっけね、というところから
メルモと揃いの服があってもいいかもしれない、と思い
赤いギンガムチェックの服を
メルモにつくることにした。
ところが、このアンディの服は
フェルトの白い襟がついている。
アンディの場合はほぼほぼ縫いぐるみなので
襟が首のまわりに縫い付けられているのだ。
しかも前開きのトップスじゃない。どうしたものか…。
結局、手持ちの白い布を襟のかたちにして
縫うことにしたが、前にも後ろにもつけることに。
なんだかゴテゴテした仕上がりになってしまったけれど、
メルモは意外に赤も似合うということが分かったのは
よい発見だった。
メルモの方が
身体はおおきいので
おねえさんに見えるけど、たぶん
アンディの方がおにいさんのはず。
モノンクルのバッヂが2つあって、よかった。