エイプリルフールが嫌い

romantica
·

※2022/4/1に書いた記事の本人転載です

.

普段はTwitter大好きで依存していて、Twitterをやめようとアプリを閉じてまた開く、そんなアホみたいなことを繰り返している私が1年に1度、Twitterを開くのが苦痛な日、

それが4月1日、エイプリルフール。

理由は色々あって、これもTwitterで得た情報なんだけど「友人が倒れたから〇〇病院まで来て!」と頼まれ焦ってタクシーで向かったらウソだった、運賃7000円、深夜に呆然とした。

みたいなジョーク。まだ子供だった私はめちゃくちゃ衝撃を受けてドン引きしてしまった。この内容すらも嘘かもしれないけど、人の優しさを踏みにじる冗談があるのが怖すぎて、エイプリルフールに嫌悪感を覚えた。

その後私は色々あって夜勤のコンビニバイトをしていた。オーナーを除く全従業員に対して年齢を2歳逆サバしていた。貧困で、そうしないと乗り切れない時期があった。当時16歳だった。

干支は何かとか何年に学校を卒業したとか、念のためわざわざ暗記していた。16歳と18歳、人柄はあまり変わらなくとも取り巻く環境が大きく違うので、私物や話が幼くならないよう気を遣って、かつボロが出ないように、バイト仲間、一部は友人として3年近く関係を続けた。

人によっては生きるために嘘をつかなければならない場面があると思う。思えば親が離婚した時も、親の希望で離婚を隠して適当に取り繕っていた。まだ幼かったけど、この頃からボロを出さないように、ついた嘘の内容を覚えて一貫性を保つ癖がついていった。

だから嘘は墓場まで持っていくものだと思っているし、ましてやバラして騙された人を笑う、騙されて笑われた側は許さなくてはならないってエイプリルフールの趣旨が無理すぎる。疑心暗鬼にならないといけない感じも嫌だし。

ちょっとした嘘、誰も傷つかない嘘なら平気だけどそれでも一部苦手だなと感じるものもあるし、でもこればかりは仕方ないので大好きなネットを閉じるしかない……………。(例えば「今日誕生日です!」はギリギリ苦手なライン。お祝いが寄せられてると見ててちょっと辛くなる。)

でもこんな幼少期とかの話出してこなくたって最初の病院のジョークの話だけで同じ気持ちになってくれる人多いと思う。酷すぎる。

他には聞いたことないけど、世の中にこういう度が過ぎた悪い嘘をつく人がいること、それを笑われても許さないといけなくなった人がこの世のどこかでまた1人2人と増えているかもしれないと思うと楽しめないイベントです。

.

何も言わなきゃいいのにわざわざこんなん書いて水さして申し訳ないね。人を傷つける嘘や冗談はほんとに良くないと思う。それだけです。