ふー5

rosy
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例によって工夫の無い題だ。

外の風が強い。

故郷の地は雪で吹雪いているのだろうか。

そこに住む姉も母も父も居なくなった。

風の音が聞こえる。

確かに最後まで見届けて来たのに、いったい何処へ行ったのかという思いが拭えない。

亡くなった、死んだと言うのは簡単なのに、それを実感するのは至難の業だ。

この地上のどこにも、何なら広いuniverseのどこにも居ないなんて、どんなふうに実感できるのか。

ただ、もう、どこにも居ないことを知ってはいる。

頭で。