ソロジャーナルのプレイログの形式について、個人的な分類を書いたものです。
私はソロジャーナルを「一人から行える、記録をすることを前提とした、ストーリーテリングゲーム」と定義しています。
簡単に書けば、「物語を作り記録する遊び」です。
そう、遊び あくまでも楽しむもの、娯楽です。
なので、個人的に遊ぶ場合は本人が楽しめればどんなに乱雑な記録でも構わないと思っています。公開する場合は一定の配慮はすべきだとは思いますが…
閑話休題
ソロジャーナルのプレイログはどのように書くのも自由だと私は思っています。
なので、この記事自体に大した意味はないです。
私なりのプレイログの書き方紹介みたいなものです。
スタイル
プレイログの形、どのような文体が基本なのかを基準とした分類
どんな文章なのかで分けてますが、基本的に複合しています。
ストーリー
背景描写や台詞を交え、物語をPC視点かつ進行形で記録するスタイル
小説のようなイメージ
動画とかはこのスタイルが多いですし、多分一番イメージされやすい形式だと思います。
そして、一番ソロジャーナルのハードルを高く感じさせる原因だと個人的に思ってます。
特徴
・PCの描写や台詞で表現するので、TRPGや小説の延長として考えやすい
・書くことに慣れていない人には難易度が高い
・判定やプロンプトによっては、記録しにくい場合がある
アイテム
物語の中でPCが書いた物、物語をPC視点かつ過去形として記録するスタイル
ソロジャーナルのシナリオには日記や手紙などを書くものがあります。
このプレイログの形式はそういうシチュエーションのシナリオに限りません。
六児雛さばき様の行われた、「魔法骨董ここに眠る」(作者 竹田ユウヤ 様)のプレイログ投稿イベント「六児雛魔法骨董店」など、シナリオ内の設定にはなくともこのスタイルで書くことは可能です。
特徴
・PCの設定や世界観を加えやすい
・文章以外の部分も含め、"作る"楽しみが強い
・記録しにくいプロンプトや表現を省略できる
・単体では物語の流れが分かりにくい
・物語を全て記録することには工夫がいる
アーカイブ
想像した物語ではなく、判定結果やプロンプトを主に記録するスタイル
プロンプトやシナリオ内の描写がしっかり書かれているシナリオ(作者 葉中実 様の「てのひらの伝言」など)はこのスタイル単体の記録になりやすい印象。
特徴
・記録を作りやすい
・判定を順に記録するため、シナリオの進め方が比較的分かりやすい
・メモや付記をしないと、PCの能動的な行動が分かりにくい
メタ
物語を創作しているPLの視点を中心に記録するスタイル
感想postみたいなイメージ。
公演型とかライブ配信でソロジャーナルを行う場合、その配信自体がこのスタイルの記録だと私は思ってます。
特徴
・記録を読む時、当時のPLと共にシナリオをしている感覚になりやすい
・その時の考えなどを残すため、後で改めて記録を書き直したり、編集したりしやすい
・設定や描写などの補足を入れやすい
・物語自体は少し分かりにくい
タイプ
プレイログの書き方、あるいはシナリオの進め方とも言える分け方
即興
判定と記録を交互に繰り返しながらシナリオを進める形式
TRPGの進め方に近いイメージ
予想外の流れや突拍子もない展開などになりやすいため、物語をどう繋げていくのかはPL次第
プロット
判定結果を一通り進め、最後に全体を記録を起こす形式
小説の書き方に近いイメージ
判定結果を先に確認しておき、あとから整合性の合う物語を考える形です。
伏線を入れたり、描写の齟齬が起きにくかったり、記録に纏まりを作りやすい
メモ
判定と簡素な記録を行い、最後に改めて記録を纏める形式
即興とプロットの合の子みたいな方法
即興よりも話の流れが繋げやすく、プロットよりも思い付きを残しやすいです。
良いとこ取りにも見えますが、二度手間とも言えます。