最近、家の近所をウォーキングしている。これは散歩ではない。スマートウォッチでタイムを計測しており、1kmあたり12分のペースを目標に一定のペースで歩いている。なぜ1km12分なのかというと、このキツくなさそうでちょっとキツいくらいのペースが心拍数を上げて長期的な体力向上にちょうどいいという説をどこかで見かけたのでそういうものかと思ったのだ。
もう一つ大きな理由は、家のすぐ近くに川に沿って伸びる直線の道路があり、それが交差点に突き当るとともに川も暗渠に隠されるまでの距離がちょうど500メートルで往復1kmになると判明したからだ。
つまり、この直線道路と川は500mの定規なのだ。
その上を、尺取り虫になって何度も往復する。朝も夜も。
一定の距離を一定の速度で往復する点Pになった気分。いや、たぶん点Pには気分とかない。ただ往復する。ただ「一定」であろうとする。