真・群青戦記で、一週目の不破くん(織田信忠に成り代わり済)がもう一人の不破くんへ3通の書状を渡すシーンがある。
1通目は作中でも描写された通り、織田と北条が手を組み共に栄えようという協力要請の書状であった。
群青戦記(15巻)で、織田信長は北条、上杉、長曾我部の3人を潰すことを決意したシーンがあります。
今作で織田家の一人になっている不破くんが北条と手を組む、となると信長の意思とは相反することになるけど、織田内部を滅ぼすことを目的としている不破くんからすると信長の意思と逆であることは特に不思議ではないなと。何を考えているのかは分かりませんが、何らかの狙いがあるはずで。
そして二通目と三通目。
これらが真・群青戦記で公開されることはなかったけど、信長のセリフから察するに上杉と長曾我部への書状だったのかもしれません。特に上杉は真・群青戦記の方でも名前だけ出ていて、囚人の一人である久能が面会を望んでいました。
もしかすると不破くんは本来であれば北条編の次に上杉、それから長曾我部との戦いを起こす予定だったんじゃないかなという解釈です。(連載が短かったので、時間切れで描けなかったのかも…?)
ここからは完全なる想像。
不破くんが2人以外にもいるという可能性を考えると、北条の不破瑠衣、上杉の不破瑠衣、長曾我部の不破瑠衣と、それぞれの戦争用の不破くんがいるのもおかしくはないかなと。
この未登場の2通の書状に想いを馳せるだけでも前作と今作との新たな繋がりを発見出来そうで面白いかも…