Logicool M570 を分解した

ryochack
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公開:2025/3/2

愛用していたトラックボールマウスの Logicool M570 が壊れてしまったので、最後に分解して構造を確認した。

筐体プラスチックの素材は ABS。

トラックボールのセンサとメイン基板はフレキ接続。

電池ボックスのプラス端子側はメイン基板まで配線する途中で、端子の回転防止のために「コ」の字曲げが入っている。

進む・戻るボタンは、左クリックボタンと同じ高さを出すために2階建て基板構成となっており、2階基板に空けた穴で位置決めをしている。

位置決めの穴は2つあり、片方はボタンの真下に配置することで基板のスペースを確保している。

メイン基板の裏には、電源用のスライドスイッチがある。スライドスイッチは高さを抑えるために横にスティックが出ているものが採用されている。

また、スライドスイッチの筐体ガワに窪みを設けてスライドさせやすくしている。

筐体のステータスライトには、曲がりくねった導光棒で、メイン基板の LED から光を届けている。

左クリック・右クリック部分はセパレート式。

クリックボタンの裏側の棚のようになっている部分はどうやって金型で抜くのだろう。

進む・戻るボタンはクリック時の安定性向上のためだろうか?∟型の嵌め込みがある。

ホイール部分については、ホイールの内径側に✤のような凸凹があり、それに金属バネが干渉することでカリカリカリというホイールの感触を生んでいる。

また、ホイールの側面には一定間隔でスリットが入っており、これによってパルス光をカウントしている。

2.4GHz 無線モジュールは、Nordic の nRF24L01+。

基板右側に配線されているのは、アンテナパターンだと思うが、シルクで等間隔に線を引いているのはなぜだろう?

付属のUSBドングルも殻を割った。

USBドングル側の無線モジュールは TI の CC2544。