今日、友達のお試しコーチングを受けた。
端的に、とてもよい体験だった。自分の身近に、自分のやりたいことを妨害する思考が思ってたよりも大きく、頻度高く現れることを自覚できた。
セッションの中で「自分の中の思考パターンに名前をつける」ワークがあった。自分はそいつを「石橋叩きくん」と名付けた。
「石橋叩きくん」は、あらゆる思考に対して反射的に「本当に?」とか「それでいいの?」とか「見落としてるところがあるんじゃないの?」みたいに言ってくる。(コーチングの世界では「妨害者」というらしい。みんな持ってるんだね。)
例えば、コーチングの感想として「心が軽くなった」みたいに言おうとした時、石橋叩きくんは「"心が軽くなった"って、感想としてなんか軽くない?」と言ってくる。
コーチングをやっていた3~40分の中でも、10回以上は出てきた。そんなに?と思うけど、そうなのだ。実感としてある。
そして、その「石橋叩きくん」を反論するやつもいる。仮に「大丈夫ちゃん」としよう。彼女は、石橋叩きくんのツッコミに対して、「だって〇〇だから大丈夫でしょ」と反論する。
さっきの例で言うと、「"心が軽くなった"って、感想としてなんか軽くない?」に対して「でもこれコーチングの場だし、相手友達だしいいでしょ別に」と反論して、結果として自分は「その場で言う」ことができた。
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自分は、あらゆるコミュニケーションや思考において、この2人の思考を通した上で現実世界に発露していると気づいた。これはでかい気づき。まさかこんなに近くて大きいとは思わなかった。
けど、「石橋叩きくん」を無理やり遠ざけたいとか消したいとかは思わない。彼がいたからこそ、今の自分があると思うからだ。
デザインしている時、「それでいいの?」「まだもっとあるでしょ」みたいなツッコミをしてくる。苦しい時もあるし、それによって進みが遅くなってしまうこともある。
けど、それによってそのツッコミを取り込んだよりよいものに昇華できることがある。これによっていいものが作れる側面がある。デザインに限らず、自分が思考する時に毎回反射的にツッコミが入ることで、自分で自分の思考を昇華しているとも言える。
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自分のコンディションが悪いときは考えものだ。「そんなんじゃこの先のキャリアうまくいかないんじゃない?」みたいなことを言ってくるからだ。しかも、弱ってるので真にうけてしまう。
最近は、そういった状態をメタ認知できるようになってきたので、少しは成長したし、「石橋叩きくん」とうまく付き合えるようになってきた、ということだろう。
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自分はこのツッコミと反論を毎日何十回、それをずっと積み重ねて生きてきた。みんなやってるのかもだけど、それに自覚できた今日はいい日。
(これも「なんや、ドヤりたくて書いてるんか〜?」と石橋叩きくんがツッコんできたけど、「いいじゃん、嬉しくてドヤったって」と大丈夫ちゃんが返した。なので書いた。)
「石橋叩きくん」とうまく付き合いながら、やりたいことを堂々とやれるようになっていこう。