また、AI時代に小説を書く意義を問われ、「今回の小説に関してはAIとかチャットGPTとかを駆使して書いた小説でして。全体の5%くらいは生成AIの文章をそのまま使っているところがある。うまくこれからも利用しながら、かつ、自分の創造性を発揮できるような。うまく付き合っていきたいと考えております」と述べた。
生成AIが実際に小説に使われて、賞まで取る時代が来たのか。読んでみたいな。
私は小説を書いた経験はないが、技術書や技術系ウェブ記事の原稿を書いたことはある。技術系の文章で一部生成AIを使うと全体の整合性が取れなくなりそうなので使えるイメージが湧かないが、『東京都同情塔』ではどうなのだろう。どういうプロンプトで文章を作ったのかも気になる。
作品の内容も興味深い。社会的な「正しさ」と、自分自身の規範とのギャップにどう折り合いをつけるのか、を描いているという印象。個人的にも最近気になっているテーマだけに読むのが楽しみだ。
とりあえず、Kindleで書籍は購入した。今読んでいる小説を読み終えたら次はこれを読もう。