ブルク13で鑑賞。
最初は「短絡的に脅迫に手を染めた少年たち vs マジモンのサイコパス」という話かと思っていると、徐々に話の方向性が変わってきて、脅迫する少年側の方が狂気を帯びてくる。これどういう話? と首を傾げていたら、実はサイコパスは少年側の朝陽で、みんな朝陽の掌の上で踊らされていたというラスト。
最初に少年たちが脅迫を計画する時点で色々と杜撰なのもあって、子供が感情に任せて行動しているような印象だったが、それ自体がトリックだったらしく、綺麗に騙された。
少年側を演じる俳優たちの演技が良かったのも上手く騙される一因だったかもしれない。特に、朝陽役の羽村仁成は序盤の気弱そうな印象から後半で一気にヤバイ奴感を出してくるのが素晴らしかった。今後、別の作品でも名前を見ることになりそうなので、覚えておこう。
こう書くと絶賛しているように見えるが、「生まれつき良心を持たない未成年」みたいなキャラが登場する話は個人的にはあまり好みではない。続編を匂わせる映像があったので今後の展開が何かあるのかもしれないが、観ようかどうかちょっと迷っている。原作があるらしいので、読んでみたら印象が変わるのだろうか?
鑑賞後はぴおシティの「とぽす2.0」で夕食。