kino cinéma横浜みなとみらいで鑑賞。
『エルヴィス』をプリシラ側の視点で描いたような作品。プリシラがエルヴィスと初対面の時に9年生と名乗っていたが、日本だと中学生ということだうか? この年齢と付き合おうとするエルヴィスがやばすぎる。演出上はいい話っぽくしているが、よく考えると何もよくないし、ある意味ホラーだ。
2人の交際が進展するにつれて、エルヴィスの相手をコントロールしたがる性質が目立ってくる。未成年と交際しようとするのも、相手の人格が未成熟なほうが扱いやすいという理由なんじゃないかと勘繰りたくなる。プリシラも自分がいないとエルヴィスはダメになると思い込んでいる節があり、共依存のような関係に見える。ラストの展開も、残念というより、こうなるのが必然だなという感想。
『エルヴィス』と違ってエルヴィス・プレスリーのスターとしての側面はほとんど描かれず、視点を変えるとある作品のクライマックスが実はまったく違う印象を受けるのだと感じた。
鑑賞後はぴおシティの「焼売のジョー」で立ち飲み。