ブルク13で鑑賞。
ミュージカル映画はかなり好きなジャンルなので、この作品も楽しみにしていた。他のミュージカルだと『シカゴ』や『ラ・ラ・ランド』がお気に入りだ。この日記を書いていたら久々に『シカゴ』が観たくなったので、この後配信で観るつもりだ。
主人公の友人ソフィアがまさに女傑という感じの楽しいキャラクターだった。そんなソフィアが別人のように落ち込んでしまうある出来事があって、この時代の黒人差別の深刻さを物語っているようだった。
主人公の夫の「ミスター」(本名はアルバートだが、彼は妻にそう呼ばせている)が良いところが何も見当たらないクソ野郎中のクソ野郎だが、そんな奴でも終盤で落ちぶれて死にかけると、このまま悪人のまま死なれるのは後味が悪いなと思ってしまった。実際、死なずに改心してラストは大団円を迎える。アクション映画のように悪人がバンバン殺される作品はあるが、あれはああいうフォーマットの作品だからスカッとするのであって、『カラーパープル』のような内容だとやはり平和な終わり方のほうがいい。
鑑賞後はぴおシティの「焼売のジョー」で立ち飲み。焼売は美味しいけど、蒸し上がるまで時間がかかるのが難点だ。