kino cinéma横浜みなとみらいで鑑賞。
法廷で、事実のある部分を切り取ってあの人が悪い・悪くないとジャッジしようとするシーンが何度も登場する。法廷とはそういうものだと言われればその通りだが、これを強調することに作り手の意図を感じる。考えてみると、法廷以外でも少ない情報で人をジャッジしたくなる場面は日常のあちこちにある。しかし、そのジャッジの結果はどれほど「真実」に近いものなのだろうか?
本作のラストでは一応判決が下り、事件は終結する。ただ、その判決が正しかったのかどうかは誰にもわからない。この手の作品にありがちな、第三者目線で事件の真相を描くシーンはなく、曖昧なままで完結する。かなり消化不良感はあるが、現実もこういう曖昧な結末を受け入れて生きていくものなのだという解釈にして、自分の中では腹落ちさせることにした。
鑑賞後はみなとみらいのガストで夕食。本当はバーミヤンに行くつもりだったが、間違えてしまった。まあ、こちらはこちらで美味しかった。