kino cinéma横浜みなとみらいで鑑賞。
ラストはいい話っぽい雰囲気のBGMで綺麗にまとめようとしているが、よく考えてみると何の救いもない話だ。亡くなった兄弟たちがあの世で再開するシーンが救いといえば救いだが、あんなフィクション要素を入れないとやり切れないぐらい不幸の連続で、いい意味に解釈するのは難しい。
父フリッツと母ドリスが息子たちの相談事を一切拒否するのが気になった。特に、ケリーの異変に気づいたケビンがフリッツに相談する場面で、フリッツが「兄弟で解決しろ」と突き放したのは驚いた。あの状況で息子を気にかけない親がいるのだろうか。教育方針としてそうしているというより、何か背景がありそうに感じたが、作品の中では特に描かれることはなかった。
ちなみに、兄弟の中で唯一存命するケビンの息子、ロスとマーシャルは現在プロレスラーとして活躍していて、日本でも試合したことがあるらしい。2人がこの作品を観たのか、観たならどう思ったのか気になる。
鑑賞後は「ほていちゃん 横浜東口店」で立ち飲み。2日連続で後味が悪い作品を観ることになってしまったが、こういう巡り合わせの日もある。まあ、後味が悪い作品も嫌いじゃないしね☺️