『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』を観た(微妙にネタバレあり)

ryu22e
·

シネマ・ジャック&ベティで鑑賞。

今日は別の映画を観る予定だったが、この作品の上映後にトークショーがあるとのことで、急遽予定を変更した。

作品は、北海道根室市在住のプロレスファンが立ち上げたアマチュアプロレス団体「新根室プロレス」のドキュメンタリー。いくらプロレス好きでも団体を立ち上げようとは普通思わないが、やってしまうのが凄い。根室市の人口はWikipediaによると約22,000人。私は北海道出身で、根室市とほぼ同規模の街の出身だ。自分の故郷でこんな人たちがいたらどんな雰囲気になるのかと想像していた。

一般人のプロレスとは言っても、思ったより素人感はなく、ときどきいい動きを見せることもあった。特に、東京の新木場での興行では、映画館の客席からも歓声が上がる場面があった。ワンパンマンのサイタマの台詞じゃないが、彼らにとってのプロレスは「本気の趣味」なのだろう。

代表のサムソン宮本さんは残念ながら若くして亡くなってしまうが、亡くなる直前まで周りを気遣っていて、リーダーとしての人柄を感じさせる。特に、亡くなった後の興行では予めシナリオを描いていたかのようなビデオメッセージが流れていたのが印象深かった。

上映後のトークショーのゲストはみちのくプロレスのザ・グレート・サスケ選手。なんと、サスケ選手はシネマ・ジャック&ベティの会員だった!

サスケ選手は作品を2回観ていて、サムソン宮本さんが長年の友人から「宮本さんは新根室プロレスを根室の文化にしたんじゃない?」と言われて涙ぐむシーンが気に入っているとのこと。自分はみちのくプロレスを東北の文化にしたいという目標を掲げていて未だ達成できている実感がないが、この作品を観てあっさり抜かれてしまったと感じたそうだ。

ちなみに、サスケ選手は年間200本ほど映画を観るそうで、最近のお気に入りは『J005311』とのこと。

鑑賞後は日の出町のサイゼリヤで夕食。サイゼは色々飲み食いしても1500円ぐらいで済むので好き。

@ryu22e
映画鑑賞、格闘技観戦、立ち飲み屋巡りが好きです。