そういえば今日は3月11日、東日本大震災があった日だ。当時はたまたま横浜市のブックオフにいて、経験したことがない揺れに慌てて思わず建物の外に出てしまった。後から知ったが、地震のときすぐ外に出ると落下物が落ちてくる場合があるから屋内に留まっていたほうがいいらしい。
あの頃の報道で住宅街が津波で流される光景を見て、あまりの悲惨さに現実感が希薄になってしまったことを覚えている。あの感覚に陥ったのは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以来だ。
まだそれほど昔のことに思えないが、あれから13年経ったのか。あれからコロナ禍が始まったり、戦争が起こったり、元首相の暗殺事件があったり、いろいろなことがあった。そして、今年また能登半島で大きな地震があった。平凡な人生はいくつかの幸運が重なって成り立っているのだと感じる。