雄猫くう

ryuayaoyaji
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私は生まれてから18歳まで猫と一緒に生活した。田舎だったので、地域猫的な猫さん含めて、いつも10匹以上と接していたと思う。猫屋敷だったw

でも、私が記憶している限り、ほとんど雌猫さんばかりだった。雄猫は、高校生から大学生のときまでいた「つるを」という猫だけ。つるをというネーミングは親父だった。しかも、親父はこの猫を嫌っていた。なぜかはわからない。

私と次姉は「つるを」と、「を」をつけていた。ゴルゴ13のさいとうたかをにならった。次姉もゴルゴは好きだった。確か私が大学2年生の時だったと思うが、腎臓系の病気でつるをは亡くなった。

就職し、それからインターネットの時代になって、あちこちでIDやパスワードを要求されるようになると、「つるを」「tsuruwo」などを使うようになった。赤猫のまるまるとしたつるをは、私が実家を離れた後も印象的な猫だった。

それから30年以上経ち、まさかの2匹の猫さんを迎えた。雄と雌。雌猫はなれているが、雄猫とどうしようと思った。幸い、雄猫くうはおとなしい、ちょっととぼけた感じがある猫さん。雌猫めいと一緒でよかったと、今ではつくづく思う。

先週金曜日から数日間、家族は嫁の実家に行っている。この土日、猫さんたちの居住空間であるリビングであえて過ごした。くうはよく甘えてくる。めいはつんつんしているが、くうの甘えぶりが素直に心地よい。

@ryuayaoyaji
猫さん第一主義者。50代半ばのおやぢ。