キンタロー。とあのちゃん

ryuayaoyaji
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日曜日の昼食に嫁がまた、食べる人のことを想定していない、セレブ的な昼食を作った。子どもたち、食べず。若い人の日曜日の昼食なら、もうラーメンでもそばでもうどんで、そんなあたりでいいのである。誰がセレブ的なものを食べたいものか。

お昼2時頃になって子どもたちを東京・蒲田まで連れ出した。バスが着くやいなや、「寿司か何か食べるか。お腹空いているだろう」というと、案の定、空いていると口をそろえる。

回転寿司はまだ長蛇の列だったのでラーメンを食べさせる。その後、少し買い物をして帰途へ。

最寄り駅から歩いていると、途中、30代ぐらいかの女性があるマンションから出てきた。それから数分後、愚息に、

「さっきマンションから女性が出てきただろう?」

「あ、ああ」

「キンタロー。に似ていなかったか? トゥム・レーダーのときのキンタロー。」

「見てないよ」

「ばかもん、なんで注意を払んのだ」

「そんなことしているの、とーちゃんぐらいだよ……」

と返される。

すると娘が「キンタロー。って、あのちゃんのまねをしているよね?」

「そうだな」

「あ、ぼく、わからないので」と娘がキンタロー。がまねをするあのちゃんのまねをする。

似ていないとは言わないが、35点ぐらいかな。

@ryuayaoyaji
猫さん第一主義者。50代半ばのおやぢ。