意味のないものにしか意味がない!(2024年3月)

s44they
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公開:2025/1/7

こんにちは皆さん、突然だけどこの世界はマジでもうおしまいです。だって社会がありえないくらい加速しているから。こんなに加速した社会で私のような精神疾患の人間がどうやってうまいこと立ち回って生きていけるというんでしょうか。だって大学も学生が夜遅くまで起きていた上で、朝ちゃんと登校して来られることを前提にいろいろ設定しているという感じがするし、わたしは0時まで働いてその後帰って特に何もせずダラダラした後に寝るだけでも普通に生活が破壊されて昼過ぎまで起きれなくなってしまった人間だからそんな生活でとても回っていく気がしないと言うのはもう明白でわたしの1年次の崩壊ぐあいによって証明されてしまったわけです。

わたしは都内の文学部生なんだけれども、専攻の必修でこういう授業がある。毎週毎週でかい教室に集められて、用意されたレジュメの話もそこそこにひたすら「お前らは才能がない。才能が本当にある人間は推薦で大学に入っている。高校の時とかもっと前から才能を見せつけている。お前はがこれから何をしたところで、才能がいきなり開花するなんて言う事は絶対にあり得ない。お前らはよく『しゃべるのが苦手だから、文章で人に何かを伝えよう』なんて言うが、そんなこと思っちゃいけない。文章で伝わることなんて絶対にないのだから。だからお前らは誰にも読まれない文章を書け、親にも読ませられないような文章を書け、文学に興味がありますって言ったって何もしてないんだったらそれは興味がないのと同じなんだ、どれだけ文学に興味があるかっていうのは、これまでどれだけいろいろなものを読んでそれで書いてきたかそれだけなんだよ」みたいなことをずっと説く授業があって、でも私はもう意味のあることだけ大事にされるこの社会が本当に嫌いでやってられないもう生きていけないと思っているから、その言葉がうっかり救いになってしまった。救いになるものとして受け取ってしまった。だって私にとって意味のないものこそが唯一意味のあることで価値のあるもので、誰かが見て意味があると認められるようなものは、そんなものは私の人生の中では全く意味がないものだから、誰も読まないような文章を書く。私が私のためだけの文学をやっていく、魂の叫びを物理的にでも、インターネットの中でもいいけど、とにかく私が考えたことが文字として、そこに残すということにしか、もう意味を見出せなくなってしまった。

何よりこのようにたくさんの文章が溢れている中で、いちばん意味がないものはフィクションだよ。フィクションや詩や歌がいちばん意味がないものだと思われているけど、だからこそ私はそれらのものにしか価値を見出せないんだ。フィクションよりもフィクションに対する評論の方が意味がある、役に立つものだと思われている(多分ね)。でもだからこそ私はフィクションを人生をかけて大切にしたい。追い求めていきたい。それに誰かに伝えるための文章なんて書くなって言われたことを前向きに受け入れてしまったから、もう誰かに伝えるための文章を書くことを、自分でそれを許せなくなってしまった。だから、私がこれから描いていくフィクションはきっと二者関係、人間関係が成立すらしていない、ただひとりの人間から誰かもうひとりの人間、あるいは人じゃなくてもいいなにか動物とか物とか概念とかそういうものでも良い、とにかくひとりの人間が別のものに対して持つまなざしとか、その感情の一瞬のきらめきとか、そういうものだけが意味があると、これからわたしは思って生きていくんだと思う。これは予感だけれど、多分今わたしが言った「ひとりの人間から、もう一つの何か対象に対するまなざし、人間関係未満のもの」これをわたしはここしばらく恋と呼んできたし、これからもきっとそういう捉え方をしていくと思う。もしわたしの姿をまなざす人がいたら、わたしが恋をそういうものだと捉えているって言うことだけ必ず理解していてほしい。なんならわたしは直接会いに行って会話をしてわたしひとりだけの文学とは別の形で、あなたと関わろうとすることができるから。

@s44they
未来を、未来を、信じるよ