“1年ぶり2度目”ができるじゃん! やるか! 程度のノリなので別に書くことないんだよな.アドベントカレンダーの思い出の話でもします? あ、架空アドベントカレンダーさん3日目の記事です。
ラブレターを書きました。
どう考えてもとんでもなく恥ずかしいようなことも、文字にしてしまえば臆面なく差し出せますね。ほんとうに、こんなこと、恥ずかしいに決まってるのに。こんなものを人に差し出せるあたり、私にも字書きの端くれらしいところがあるもんだと思いました。感想(反応)は怖いですけども、それはいつものことです。
伝えるために言葉をつくるということを、するようになりました。随分と、言葉の力を信じられるようになりました。今にして思えば、かつての私は言葉を軽んじていました。もっと言えば、受け取り手を信用していませんでした。まったく。一切。すっかり。すっかり、諦めていました。
信じる気持ちをほんのちょっと取り戻したのが、アドベントカレンダーを自分で主催したあのときだった、かも?
表現媒体は全然指定していなくって、イラストや漫画での参加もokな企画だったけれど、ほとんどの人は文章で参加してくれました。参加してくれた人たちは、表現に慣れた、長けた方だけではないようでした。ふだん積極的に発信や表現をしない様子の方々も、私の企画に参加してくれて、いろんな話をしてくれました。
奇妙に新鮮で嬉しい光景でした。私は一次創作や企画創作まわりの界隈に10年ほど浸かっていましたから、周囲に創作をしない人はほぼ皆無でした。ですから、創作をしなかった人が、それを始める姿というのは、すごく新鮮に感じました。
あなたのうちにあるものはきれいで、それがきれいだということを、あなただけが知っていればいいと思う。でも、あなたがそれを見せてくれるというのが、見せようとしてくれた、気持ちそのものが、私はたまらなく嬉しいのだ。
書くという創作行為の裾野の広さが、きっと彼らにそうさせたのだと思います。彼らが見せてくれたものはとてもきれいで、きれいだということがちゃんと伝わって、それで私は言葉を信じる気になれました。ちょっぴりね。それからさらに、いろいろありました。ちょっぴりを、ちょっぴりずつ、積み重ねてきました。ささやかな変化を、ささやかに重ねてきました。
そうして、ラブレターを書けるようになりました。