自室に工事が入った。そして全身が痒く、眠れない。業者さんが使った溶剤か何かでアレルギーを起こしたようだ。
今は別室に退避している。
しかし明日(今日)は人と、親戚と会う予定だ。親戚一同は私の体質について了解しているので別にいい。なんだか彼らと会うたびに、何らかのアレルギーで倒れている。ので、もう今更だ。しかし、明日はもう一人来る。その人にこの顔を見せるのは憂鬱だ。病んだ皮膚を見慣れないであろう人にこれを見せるのは。
顔がまだらに赤くなり、皮が剥けて、掻きむしった傷が盛り上がって走っている。ひどい見た目だ。嫌だな。そもそも眠れないし。予定の時間に起きられるだろうか。
極端に憂鬱な気分なので、おしゃれ着を全部売っぱらってしまいたい気持ちに駆られている。せめて冷静な時に検討すべきだが。が、皮膚の剥けたのが目立つので色の濃い服はほとんど着られないし、だから一番お気に入りのシャツや上着も結局一年間ほとんど着られなかった。もう諦めるべきだなあと薄々思い始めている。
泣いていると、何が嫌なのかと訊かれる。それを解消するために動かないのかと責められる。
苦痛のために泣いている。生まれついてから課せられた、生きている限り逃れられない、苦痛。死なないと決めているので、それを解消するために動くことは今後もない。