実家の近くに実際にあるスーパーに向かう。夢の中でこの辺は治安が多少悪く、そのこともあり問題がよく起こっていることを私は知っている。今回は雨、店内の水漏れや客同士のトラブルがあり店は騒がしい。買い物を済ませ、店を出る際に店の出口周辺で警備をしてるやわらかお兄さんとしっかりタイプのお姉さんに声をかける。「いやぁ、今日もお疲れ様です…」いつもトラブルが耐えないこの店舗で警備をすることは大変だろう、という意味を兼ねたつもりで。夢の中でこの2人は私にとって少し仲の良い、しかし顔と仕事しか知らない知り合いだった。知り合いがスーパーの警備に務めているというわけではなく、スーパーの警備の人として出会い、仲良くなったような感じだ。
やわらかおにいさんは私に気づくと嬉しそうにパァと笑って、いやぁ、お疲れ様です!そうだ、飲み物でも奢りましょうか?と私をすぐ横の自販機に連れてきてくれた。奢りたいのはこっちの方だとも思ったが、そうしてもらえるならいつだって奢られたい卑しい私は特に遠慮することもなく飲み物を選ぶ。「最近引越したんです。」と私が言うと、「えぇ、どうして!?」とお兄さんは言った。「どうしてって…実家を出たんですよ、友達と2人暮らしなんです。」と私が現実と全く変わりない近況を話すと、「いいね、こんなところ離れた方がいいよ」とお姉さんは笑ってくれた。自販機の機材トラブルで飲み物は結局手に入らなかったが、この後も他の知り合い警備が加わりしばらく談笑していた。ずっとこの場所、この設定の夢を昔から見ている気がする。
本当に久しぶりに仲の良い知り合いに会えたような気持ちで嬉しかった。