クローズドサークルに閉ざされた小数が一人、また一人と殺されていくみたいな王道も好きだけど、スケールがばかでかくてぶっとんだ特殊設定も好き。
探偵役がかなりダークヒーローなのも個人的には好みだった。ダークヒーロー過ぎて、目的のためとはいえ殺人に何の躊躇いもないし、実はこいつ黒幕なのではとさえ思ってしまった。
トータルして満足の作品だったし2日程度で読み終えるぐらいには熱中したけど、「エレファントヘッド」と同じ著者と考えると、それと比べたらちょっと期待外れなところはあった。あれはほんと別格。今のところ今年読んだ本で一番面白かったをキープしてる。