新しいカメラ、全体的

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新しいカメラを買った SONY α7C。 中古で 16万円!くらいした 家賃が2万円だから 8か月分 1食 160円で 1000食分 私にとって とても大きな お金。

古いのは 夜景を撮るとき 1枚 3分くらい? 時間かかって 大変だった 失敗も多かった(ブレボケ くやしい) けど 新しいのは 画面をタッチすれば そこにピントが合って すぐ撮れる らくらく。 センサーが良くって 明るい場所も 暗い場所も 色が残る くっきり つやつや。

写真って カメラ1割 補正1割 人間性が8割だとおもう。

「わわん わん」カメラに 散歩を せがまれる。 一緒に徘徊する 安心感 ポシェットから 登山用リュックサックになったみたい 余裕。 強い光も 弱い光も この子なら きっと余さず受けとめられるだろう。

てきとうに何かを撮っても だいたい いいかんじになる わー。 今まで撮らなかったものを撮ってみる 撮ったことがあるものを撮りなおす。 既存の世界を 新しい目で見たとき どう見えるのかしら? どうなる どうなる 試したい 確かめたい。 最初から世界をプレイし直す 価値観もリセットされる 写真の良し悪しが ちょっと分からなくなる。

褒められると そんなことないですよ まだまだです がんばらなくてはって 思ってしまう性格。 自分の中の基準が上がっていく もっと できるはず もっと 自分を楽しませられるはず。 新しいカメラで また 次へ進んでいける 変化していける そんな手応え 少しの安堵。

昔は 世界から 中心を 切り抜くように撮ってた 狭い視界。

2階の屋根まで届く花 マンション群 曲がる川と道 ガードレール いくつもの中心 中心が置かれているコンテキストごとキャプチャする 全体。 ショートケーキ イチゴだけでなく 全部 食べたい。

野良猫の写真って おもしろい。 猫の位置は コントロールできなくて 猫に合わせて 撮るしかない 偶然。 猫だけをアップで撮ると それぞれの違いは少ないけれど(抽象) 猫が置かれている背景(コンテキスト)ごと撮ると 違いが大きくなる 離れていくほどに 写り込むものが増え それに伴って情報と偶然も増え 写真は 具体的 個別的になっていく。

  • モノ/縦/部分/必然/抽象/父性/強い印象

  • コト/横/全体/偶然/具象/母性/弱い印象

風景という モノに分類される対象物も コトに寄せて撮ることで 人の感情を動かせるのではないか。

私は 少しずつ 広くなっていった 広くなっていってる。 鳥も 人も マンションも 看板も トラックも マンホールも 私の写真に お入りよ。 広くなった世界全体をキャプチャするために より大きな力を持つカメラが必要だったのだろうとおもう 成長期 背が伸びた。

いつでも 広い人を探してる。 広い人に接続するためだけに生きている 他に 生きる意味がない。 新しいカメラは きっと そこへ 私を連れて行ってくれる 「わわん わん」。