ピンクに対する最近の変化

谷澤
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最近ピンク色のアイテムをかわいいなと思えるようになってきた。

思えば数年前からすでに部分的にピンクが入っているものを抵抗なく買っていたから、ちょっとずつ呪いが解けてきていたんだろうな〜。昔はピンクが本当に苦手だった。ピンクという色に罪はない。女性らしい色としてピンクが流通してしまっているのが悪い…………

おそらく大学生の頃を契機に苦手意識が薄れていったと思う。わたしはチチカカとかチャイハネの服に夢中になっていた時期があり、加えてビビッドカラーや柄オン柄をするのが大好きだった(今も好きです)。そういう格好をしていると大学では「そういう格好の人」と認識されるので、たとえピンクの混ざったアイテムを身につけたり使用したりしていても、直球の「女性らしさ」には結びつかないだろうという安心感があった。一人暮らしも始めたので、部屋着はピンク色を買ってみたりもし出した。だって部屋着は誰も見ないから。

徐々に、ただただかわいいと思ってピンク色のものを買えるようになった。今はなんと普段使いのペンケースが全面ピンク色である。実のところ外で使うペンケースではさすがに避けたかったのだが、他のどの色のデザインよりピンク色のデザインがいちばんかわいかった。これ自体はこれまでもよくあるパターンだ。どうみてもピンク色の生地用にプリントされているデザインがいちばんかわいいんだけど、生地がピンク色だから買いたくなくて避けていたのだ。それを今は買えてしまった。自分かなり変わったなと実感した。

ピンク色ってかわいいですね。かわいいんですよ。その他のたくさんの色とおなじでかわいい。わたしは特定のこの色が好き!とかはなくてどの色も大体平等に好きなんだけど、そこにピンクを加えるのだけは長年の抵抗があった。ピンクに申し訳ない。この社会が悪いです。たくさんある好きな色のなかの一つとして捉え直せつつあるのが今は嬉しい。

選択肢の一つとして浮上することが可能になったというだけで、ピンクを買うかどうかは完全にその物のデザイン次第なんですけどね。あとペンケースは、中身に真っ青なペンを併せて買ったりもしたので、結局バランス見てますね。やっぱり服の話からそこまでは変わってないかも…