よくみる夢リスト

谷澤
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・着替えようとする夢。準備が間に合わず公衆の面前でとりあえず素っ裸になったり下着状態になったりもする(恥ずかしいとかは全く感じない)が、服がやたら着づらかったり脱ぎづらかったりしてワタワタしたまま目が覚める。

・小学校の同級生の夢。わたしの夢への登場回数おそらく堂々の一位。小学校のときから今に至るまで年に数回は見る憧憬まじりの夢。舞台は学校。大体は子どもの頃のままの姿で、ちょっと成長してるときもある。話したり話さなかったりする。

・泣くための夢。夢のなかで泣きだして、実際に自分の嗚咽で目覚めるやつ。〈動物ふれあい〉系、〈死別した人と再会〉系がいちばん多いものの、わりと多種多様なパターンがある。動物は犬と猫がほとんど。目覚めてからも夢の内容を引きずって泣き続けることがある。でもこの夢をみたあとはわりとスッキリしてる。中高の頃は月一くらいで見てたが最近はあまり見ない。見ないと言っても、泣かなくなっただけで、犬や猫の夢自体は今も頻繁に見る。その日の朝はいい気分になれる。

・色彩がきれいな夢。「これは明らかに色に注力してるな〜」ていう、とてもカラフルな情景が展開される。気持ちがよくてたまに壮大な夢。丘から眺めた夕陽がとても鮮やかだったとかそういうの。目覚めたときにとにかく色彩が印象に残ってるのが特徴。

・空を飛ぶ夢。羽は生えない。気を操るみたいなかなり神経を使う飛び方をよくしてる。気を抜くと飛べないことが多い。たまに例外あり。

・ピアノ教室の夢。練習が足りてないことが弾く前から先生にバレており先生の冷ややかな視線を浴びながら鍵盤と向かいあうのが基本形。見たくないのによく見る夢。目覚めたら夢だったことにいつも安堵する。10年イヤイヤ通ったことによる弊害。

・妊婦になる夢。これも別に見たくないし夢の中の自分も「どうして……」って思ってる。大抵がお産直前で切羽詰まっている。なぜ妊婦なのか、自分の身体や状況が自分のものではないみたいで困惑している。ここ数年で見るようになった。

・不審者の夢。マンションのドア周りに不審者が登場する。この夢がいちばんこわい。部屋に入って来ようとされたり待ち伏せされたりする。ここ数年で見るようになった。

〜〜〜リストアップ終わり〜〜〜

子どものころに見ていたような夢はいつのまにかほとんど見なくなった。夢のなかのファンタジックの度合いが下がってきているなあと思う。

子どものころ見ていたなかで思い出深いのを一つ書くと、風呂の夢がある。建て直すまえのわたしの実家は農家の名残りがあったので風呂が別棟になっており、まっくらでしずかな庭を横切って風呂の棟まで行く必要があった。ただでさえ怖いのに、兄らにホラー映画を無理やり観させられたり創作ホラー話を無理やり聞かせられたりしたあとに風呂に行かねばならないことが何度かあった。加えてわたしは水および水中生物がどうにも怖くて、湯船などは一人ではとても浸かる気にならなかった。その結果しばしば見たのが、湯船に真っ黒くてでかい魚が出現する夢や、浴室にホラーな笑い声や人形が出現する夢である。中学に上がる頃にはさすがに見なくなったはずだ。風呂場自体は相変わらず怖かったが…

わたしはそのとき頭の中にある物事がダイレクトに夢に出力されることが多い。たとえば実生活で不服を申し立てたいことがあったとき夢の中で相手に面と向かって言葉を一生懸命ぶつけていたりする。実家にいたころは泣く夢に限らずとにかく感情的になる夢をよくみていたが、あれはどう考えても感情をつねに抑圧しながら生活していたことに起因している。年齢を重ねて感受性が鈍麻してきたこともあるだろうが、実家をでて数年経てばそのような夢が減っていったからだ。

「追われる夢」は定番中の定番すぎてリスト上には書かなかった。そのときどきで色んな存在に追われて走ったり飛んだり駆けたりしている。直近でみて印象深かったのはなぜかONE PIECEのビビになって敵に追われ、夢中で逃げているうちに宙を蹴りはじめ、麒麟に転変していた夢。あれは良かったな〜〜

自分の夢がわりと好き。でも昔に比べて見る頻度が落ちているのがちょっとつまらない。睡眠の質が悪いのは大いにあると思うので、カーテンをやっぱりどうにかしたほうがいい…