モネ展

谷澤
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公開:2024/4/20

中之島美術館のやつ行ってきた。

美術館前の、モネ展の看板の写真。福田平八郎の特別展の看板が並んでいる。

めーちゃめちゃ人入っててびびった。チケットを買うための行列と展示室に入場するための行列ができとる…今日は手帳持ってる母親と一緒に来たので、並ばずに優先的に入れてもらえてよかったけど、わたし一人で来てたらあの長蛇を目にした途端にUターンしてたと思う。土曜日の昼間とはいえあれはすごい。

それでなんか……印象派およびモネってここまで人気なんだな? 日本人ウケの良さすげーんだな…みたいなことを改めて感じながら見て回った。

生の原画をみたあとにポストカードとか画集をみるといつも「本物と全然違う」って思っちゃう。絵の具の質感、凹凸が均されてしまっている。今回もそう思った。それでもポストカード買っちゃった。今日一日の思い出としてね。

今モネっていうと、わたしのなかでは大森静佳さんの『カミーユ』(書肆侃侃房)で詠まれているカミーユ・モネのことが一番に来る。※今回の展示には〈死の床のカミーユ・モネ〉はない。

死の床にいる伴侶の絵を描くって異様なように感じるかもしれないけど、音楽や詩だと同等の行為はままあるような気がしていて、それは別にそこまで異様なものとは認識されていないのではないか。……と思ったものの、絵って音楽や詩とはまた異なる直球のまなざしがあるしなあ。だからか、夫であるクロード・モネが妻カミーユ・モネの死に際(まじで死に際。ライブ感ありすぎ)を描いた行為には、権力の強烈な傾斜とか、クロード・モネ個人の人間性とかをどうしても感じてしまう。

今日みることができた絵たちはとても良かったです。

ポストカード4枚が机の上に並んでいる写真。

ミュージアムショップがいちばん人やばくて身動き取りづらすぎた。ミュージアムショップも入場規制したほうがいいと思う……