創作と現実のグロについて

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公開:2023/12/7

※タイトルの通り、今日は少し物理的に痛い話が多い。

私はグロ耐性がかなり高い方だと思う。

というか、私が好きなものとして挙げる作品の半分から7割ぐらいは、少なくとも流血を伴う描写が存在すると思う。グロ耐性必須なのがざっくりな感覚で言えば多分3、4割ぐらい?すごく適当な想像だけど。

かといってグロシーンであれば好きというわけではなく、グロシーンが多い胸糞作品としてそこそこ有名であろう悪の教典は正直ほとんど刺さらなかった。山田孝之さんがドラムを叩いてくれたところはとても好き。

つまり私は、グロがあれば良いというわけではなく、話の流れ上必須であり、意味のあるグロシーンが存在している作品が好きである可能性が高い、ということであると思う。なお、死刑にいたる病についてはグロ描写があり、かつ私が好きな作品でもあるけど、グロシーンより岩田剛典さんの出方が本当に良いです。最高。こうも見事にハマる方をキャスティングしていらっしゃるか!!と感動すらした。

では、現実世界においてその手のものは平気なのか?というと、これもまたおそらく、かなり平気な部類に入る。

過去に一度、自らの不注意で縫うほどの怪我をしたことがあるのだけど、その時は流血したまま薬局に行き、一通りあれこれと揃えてから手当てをして、それでも血が止まらず「あー、これはダメだなぁ」と言いながら普通に自分で歩いて病院に行った。(流石にめちゃくちゃ他の人には見られた。ごめんなさい)

その過程より、縫う時の麻酔の方があまりにも痛かったのを今でもよく覚えている。生まれて初めて痛くて泣くかと思った。

また、物心は十分についた歳の頃、目の前で人が車に撥ねられるのを見たことがある。厳密にはバイクと車の衝突事故だったのだけど、バイカーの方が道路に放り出され、動けなくなり、どんどん血が出てくる光景を目の当たりにした。

幸い場所が通行量の多い大通りであり、跳ねた方もすぐに車を止めて救護にいらっしゃったし、バスが通る道沿いだったので脇に避けるスペースもあったので、更なる事故が起こることもなく、比較的速やかにバイカーの方も救助された。意識もあるようだった。

その光景も、驚きこそすれ「人はあんな風に血が出るのか」と、それ自体にはあまり動揺をしなかった。その結果、一緒にいた数名には平然とし過ぎていてそこそこ引かれた。

他にも、君なら知りたいだろうと思って覚えておいた。と、知人が緊急搬送され、部分麻酔で生死の境を彷徨う手術をした時の様子について、わざわざ聞かされたことがあったりなどもする。なんで自分の命がかかっている時にそう思ったのかは分からないが、ありがたく話は聞かせてもらったし、その状況を覚えておくこの知人も相当にクレイジーだよなぁ。と今思い出してもちょっと面白くなる。

ではこのグロ耐性がどこで身についたのかといえば、正直よくわからない。物心ついた時から平気だったし、ここまでの振り返りからして、創作物だから平気だというわけでもないらしいし。

やっぱり、生来からねじくれているのだろうか。多分そうなんだろうなぁ。

という、取り止めもない話でした。

@saba_ha_shime
生存している。