昨夜のつづき。
誰かとある程度親しくなって、「この繋がりを手離したくない」って思ったとき、みんなはどうしてるのかな。
そもそも繋がりなんてものが虚弱でそう思うことすら少なかった僕、そう思ってしまったときどう動けばいいのかがわからない。
僕は体も心も男性だけど、話してて楽しい人は女性なことがとても多い。そのせいで、男性にからかわれることもよくある。
今思い返してみると、保育園の頃も女の子とよく話してたらしいということを聞いた覚えがある。僕自身はあんまり覚えてないけど。
で、ここからが大問題。
はじめに言った、「繋がりを手離したくない」相手が女性だったとき、どうやって行動すればいいのかが、一切わからない。
行動を間違えると、「この人、私のこと狙ってるのかな……」とか「信頼してたんだけどな……」とか、そういう感情を持たれて、距離が開いてしまうんだろうなと思う。というか、距離が開いちゃったなと思うことが稀にある。
もっと厄介なのが、どの行動が間違いだったのか自分では一切の検討がついていないこと。……いや、ちょっと違うか。心当たりが多すぎて、どれがダメだったかわからないこと。
僕は変化球なんて投げられないから、真っ直ぐ言葉で伝えるしかない。でも、言葉での伝え方もよくわかっていない。だから、どの発言も「今のダメだったかな」と考えこんでいる。
文字で会話できるならまだマシで、声で会話するときは一層怖い。発話しながらの会話という、短時間でレスポンスを返すには文章の校正なんてしてる時間は無いから。だから、その会話が終わって暫く経ったあとに脳内反省会がはじまる。そして結局、その日の発言は全部ダメだった気がするという結論に落ち着く。
相手の表情は笑顔だった。でもその笑顔は本物なの?
愛想笑いというものがある。僕もよくする。だからこそ、繋がっていたい人にそれをされる事が怖い。愛想笑いをされるくらいなら、突き放してくれる方がわかりやすいからありがたい。
でも、僕は寂しがりになってしまったから、離れられるととても悲しくなってしまう。そして、自分のことを責める。誰かが離れていくとき、必ずその原因は自分にあるから。
2,3年前の僕は人との繋がりなんて考えることはなかった。繋がれないものだと思っていたから。
でも今の僕は、とってもありがたいことに、ある程度繋がってくれている人たちができた。だから、この場から離れたくないと思っている。この温もりの中にいたいと思ってしまっている。
僕以外の誰かの負担になることはわかりきっている。だから「そんなエゴを押し付けることはやめろ」と僕の理性は語りかけてくる。それでも僕という生き物は、それを実行できずにこんな文章を綴っている。
僕の中に、「人のため」なんて行動はたぶんない。全部僕のエゴだ。
でも、誰かひとりでいいから、こんな僕を見捨てないでくれる人がいてくれたらいいな。