「遺伝のせい」にした方がラクな4つのこと

さち
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才能は遺伝で決まる、という研究結果を見たことがある。例えば、音楽の才能は9割が遺伝。音楽一家がいるのも納得。

年齢を重ねるごとに、環境よりも遺伝の影響が強くなるらしい。

30代の私、めっちゃ納得。年々、努力ではどうにもならないこと(遺伝子の限界と勝手に読んでいる)や、「遺伝のせい」と言われるのが一番しっくりくる感情があるような気がする。

これって遺伝のせいじゃない??と個人的に思っていることを書いてみる。

遺伝子の限界1. 絵が下手

学生時代、どこに行ってもネタにされていた。マジで、絵が下手。ちなみに、美術の才能の遺伝率は60%。けっこう低いよね。

ネタ要員で絵を描かされていたときに、たまたま近くにいた、めっっっちゃ頭の良い先輩に言われたことがある。

「さちって、空間把握能力無いよね」

すごく腑に落ちた。なるほどなるほど。私に足りないものは、センスという曖昧なものではなく、空間把握能力。

その分野に大切な能力値が低い=センスが無い、なのかと、この時分かった。

そう考えると、芸術分野=遺伝も納得がいく。身長と同じよね。よって、私は絵が上手くならない。どんまい。

遺伝子の限界2. 合理的すぎる

うちの母親はめちゃくちゃ合理的で、正論マニア。『正しい人』になるように死ぬほど叩き込まれた。

何をやっても8割方否定されるので、実家にいるときは自分で考えられない人間になってしまっていた。

婚活をきっかけに、自分で考えられる人間になんとか変わることができた。その時強く思った。

私は絶対に正論マニアにはならんぞ。優しくて強くて、できれば見た目もいい人間になるぞ(←遺伝強すぎてムリ)。

親を反面教師に、心優しい人間になっているつもりだった。でもある日、これまた頭の良い別の先輩に言われた。

「合理的すぎて、彼氏が可哀想…」

もう目から鱗。マグロ1匹完成しそうな量だった。

いっぱい我慢して最大限優しくしてきたつもりだったのに、全然足りてなかったやん。これ以上ムリやん。遺伝子の限界やん。

ちなみに、子育てでも遺伝子の限界を感じる。両親にされて嫌だったこと。自分は絶対にしないぞ、と思ってたのに、気付いたら口から出てる。親あるあるだと思ってる。

遺伝からの感情1.「本屋を開きたい」

人生の節目でなぜか思いつく。そうだ、本屋になろう。

なんでなりたいの?と聞かれて、本が好きだからとか、みんなの居場所をつくりたいだとか、それっぽいことを答えてきた。

でも、ずっと腑に落ちてなかった。本屋を開きたいが先に来て、理由を後付けしてる感覚。

そんな生活を30年。昨年ようやく謎が解けた。実家は昔本屋だった。

90歳を超えている近所のおじいちゃんが、わが家を当時の屋号で呼んでいたことで発覚した。

いやいや、誰かもっと早く教えてよ。ちなみに母も知らなかった。いやいや。

本屋だったご先祖様の遺伝子を受け継いだ、と考えたら謎の感情にもしっくり来た。

遺伝からの感情2.「近所の中で目立ちたい」

大昔、わが家はいわゆる本家だったらしい。これも最近、近所の人に言われて知った。

私自身、「有名人になって目立ちたい」という感情は全く無い。たぶん普通の人より無い。

でも、実家の近所の人達によく思われたい、目立ちたいという気持ちはなぜか強かった。ずっと不思議だったけど、このせいかと納得した。

まとめっぽいもの

才能の一部は遺伝子が決めてるっぽい。でも、ほとんどは環境とか努力で決まる。

『諦めない』をベースに頑張って、どうしても無理なことは遺伝のせいにすれば良いんじゃね?そっちの方が楽じゃね??と思っている。

そして最後に、このまとまりのない文章も遺伝のせいだと信じている。あー遺伝つらみ。おわりみ。

@sachisan
育児(3歳、0歳)と仕事のこと。個人ブログ→sachisan.com