3歳児の着替えから学ぶ「考えた上での失敗=成功論」

さち
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失敗したくない。1ミリも失敗せずに成功し続けたい。

私も含めてそんな人が増えたなぁと思う。情報が溢れすぎてるせいか、実際は不可能なことでも出来るように思ってしまう。

私は最近、ブログのリライトが怖い。変にいじって失敗したくない。ただ、やらないと成功もない。

怖いな〜怖いな〜と思ってた時に、子どもの着替えを見て気付いた。

あっ、考えた上での失敗って成功なんや。そう思った理由を書いてみる。

前後逆で服を着つづける3歳児

ようやく1人で着替えれるようになった3歳児。「ふざけないで。早く着て」と一生言われながら頑張っている。

残念ながら、6割くらいのケースで前後逆に着ている。成功率40%。

「ここ見て。この線が見えるのが『前』よ。前を見つけたらくるっと回して着てね。」

「クイズです。これは前?後ろ?」

何度も繰り返し、ようやく前後が分かるようになった。これでちゃんと着れるやろ。1人で頑張れよ。

翌日:まさかの成功率0%

今日のお着替え大成功を確信し、1人で家事を進めていた。ママ出来たよー!死ぬほど褒める準備をして、息子を見た。

逆。逆である。上半身系全部アウト。何が起きた。どうした。

一番驚いたのは本人かもしれない。褒めてくれますよね!?オーラ全開で来たのになんか違う顔された。

すぐに仮説→検証タイムになった。

「これは前?後ろ?」

「前!」

「正解!じゃあ着てみよう!おっ、くるっと回してるね!いいよ!!

……

…あー!!そこでも回さないでぇぇー!!」

前後は分かっている。その後回すのもOK。無事に首を通過した。袖を通したら完成……の前に一回転を入れていた。

後ろの反対の反対は後ろなのよ。マイナス×マイナスってプラスやん??みたいなイキった感じにはならんのよ。

「首で回すのやめてみようか」

「はい!!」

返事だけは立派。さすが私の遺伝子。

その日以降→成功率99%

あー…しばらく失敗続きかな😭と思い込んでたけど、実際は違った。99%成功。

すごくね!?なんで!?

ほぼ成功に導かれた原因を考えてみた。

全部考えながらやったから

息子は拙い頭で必死に考えた。前後のチェック、くるっと回す、回さない。

これまでは適当にやってたことを、意識した上で間違えた。

失敗=間違いポイントの確認。

間違いポイントを知るのが、成功の秘訣だった。

これさえ分かれば、自分で解決策を見つけられるかもしれないし、他人が気付いて教えてくれることも多々ある。

将来的に考えて、たまたま上手くいった例よりも成功率は高くなりそう。再現性もある。最強。

大きく成功する時=失敗しすぎた時

自分の人生を振り返ってみると、「大きく成功した時=失敗しすぎた時」だなと気づいた。

例えば、婚活。

自分なりに必死に努力して、身も心も整えた。でも、婚活パーティーで惨敗した。緊張しすぎて乗る電車を間違えて遅刻。その後も散々だった。

自暴自棄になって、受付のお姉さんに「神戸ではどんな女性が選ばれるんですか?」と聞いてみた。

500枚くらいのオブラートに包んで、「お前は喋らない方がいい」と言われた。

その一週間後、別の婚活パーティーに参加した。見た目も中身も変わってない。ただ、喋りたい気持ちをぐっとこらえた。

モテた(自分比)。過去最高にモテた(前年比)。

こんな簡単なことで良かったんや、と思った。

でも、これはがむしゃらに努力して失敗したからだと思う。あと1歩の所まで辿りついてるのが大前提。

その他にも、失敗しすぎた頃に成功したことがある

  • 何をしても体が戻らなかった休職中。親友に「何をされても嫌いにならないよ」と言われて完全復活。※何かをしたわけではないです。

  • 仕事に落ちまくり。友達に「知り合いに営業しよ」と言われて成功

もちろん、みんな良い人なのが大前提だけど、超効果的なアドバイスをもらえたのは、私の失敗=頑張りを見てくれてたからかもと今になって思う。

まとめ:失敗っていいよね!

失敗したくない気持ちはめっちゃある。ゴールに着くのは早い方がいいに決まってる。

ただ、「失敗=もう二度と永遠に復活できないミス」みたいな考え方はやめようと思う。自分や子どもの頑張りを、きちんと受け止めた方が人生楽しめる。

回り道に見えて、今の自分の最短ルートをちゃんと通っている。これからもミスりながらゆ~~~っくり一歩ずつ進んでこ。おわり。

@sachisan
育児(3歳、0歳)と仕事のこと。個人ブログ→sachisan.com