思春期が怖い。息子×2。今は3歳と1歳。すでに喧嘩が増えている。わが家の壁はどうなるのか。
「母親が知らないとヤバイ」に惹かれて、本を読んでみた。別にヤバくはないけど、男の子の性質が分かったので、すごく良かった。
著者は開成の校長先生。男子の生態にめちゃめちゃ詳しい。成功者の具体例つきの、分かりやすい文章だった。
本書で学んだ7つのことをメモしておきます!なお、私の解釈がふんだんに含まれてるので注意。
「うるせぇ」=「ねぇ母さん」
男の子は拙い説明で現状を伝えようとする→その前に母親がさえぎる→もう喋りたくない→うるせぇ。
うるせぇと言われてるうちは、まだ母親を頼っている。大人になる前の混乱期を必死に生きている。
手が出る時もある。自分はちょっとだけやったつもりでも、力が強いから壁に穴が開く。
口うるさく言わず、困った時だけ助けてあげよう。
子どもを家庭のお客様にしない
家庭教育でやるべきこと。生きる力を身につける。
家庭内で子どもの役割をつくる。毎朝お茶入れるとかでOK。勉強は塾とかに任せよ。
ルールは子どもに決めさせる。「ゲームは○時まで」とか。
親から見てゆるすぎるルールでも口を出さない。その代わり、絶対に守らせる。
また、頑張った対価としてのお金は与えない。
ルールを守る・勉強する・努力するのは自分のため。お金のためと思わせない。
いい所を観察しよう
短所は長所の裏返し。客観的に、遠くから子どもを観察してみる。
例)盲目のピアニスト
生活音に過敏な子だと思ってたけど、観察してたら、同じ曲でも演奏家を聴き分けられることに気づいた。
いいところを見つけたら、きちんと本人につたえよう。
好きなことを尖らせるのも母親の役目。強みがある人が勝つ時代。
子どもがにこにこしながらやってることを見つけよう。「それが好きなんだね」と伝えると、子どもも意識し始める。
それが人生のテーマになる時期は人それぞれ。とりあえず伝えて見守る。
「もっとこうすれば良かった」を引き出す
結果が出ない時、一番辛いのは本人。追い討ちの言葉をかけるのはダメ。
人とは絶対に比べず、本人の努力を褒める。「寒い中でも勉強頑張ってたね」、「この教科得意だね」。
それをやっているうちに、子どもも立ち直る&自己分析ができるようになる。
失敗こそ成長のチャンス。うまく行ったときには分析なんてできない。母親が最初に立ち直ろう。
男の子に「コツコツ勉強」はムリ
差し迫った危険がないと動かないのが男の子。
途中経過を気にせず、ベストコンディションになった時を見極めよう。時がくれば力任せに努力できる。
勉強は、自分の好きなことを実現させるためにやるもの。好きなことが見つかれば、ロールモデルの本を渡す。その上で、勉強の大切さを教えるor自分で気づかせる。
また、効率的な勉強のためには「得意教科の内容を子どもに教えてもらう」のがおすすめ。アウトプット最高。ひたすら太鼓持ち芸人に徹する。
親が聞いていて分からないことがあれば「気になるから明日先生に聞いてみて」と伝える。質問のためには、自分がどこまで理解してるかを知る必要がある。超いいよね!
子どもの話をたくさん聞く
息子にさりげない質問をし、親は聞き役になる。否定しない、小言を言わない。
また、親の失敗エピソードも伝えることで子どもとの距離が縮まる。特に父親。
父親は、子どものロールモデルになるように頑張れ!!
やってほしいことは先にやる
勉強、読書。子どもにやってほしいことは、親が先にやる。
「勉強しろ」と言われなくても、ダイニングテーブルに参考書を広げる母親を見たら無言でやり始める。
人生は何歳からでも楽しめる姿も見せていこう!
まとめ
母親が息子にかけるべき言葉一覧
これが好き(得意)なんだね!
どんなルールにする?
失敗したとき→でも、〇〇を頑張ってたよね!
今日の〇〇どうだった?
得意教科→〇〇が分からないから教えて!ここは先生に聞いてみて!
お父さんが仕事頑張ってるから生活できるんだよ
姿勢編→自分が先に勉強&読書をする
感想
男の子はコツコツ勉強ができない、というのは衝撃だった。ひたすら時期がくるのを待とう。
あと、大人の本を見つけた時は決して責めずに綺麗に並べる(見てるよだけ伝える)のは覚えておこうと思った。でも今たぶん映像よね??のぞき見??
否定しない、頑張ったことを褒める、ルールを作らせて守る、頑張る時期が来るのを待つ。
どれも簡単そうで超絶むずかしいことだけど、まずは意識することから始めてみたい。
壁に穴開けなければなんでもいいや。元気に育ってくれよ。おわり。