2025.6.1/ティラミスにプリンも添える誕生日サイゼリヤでの特別を喰む

早春(さはる)
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公開:2025/6/1

大きな感慨もなく33歳になった。

本当は銀座にでも繰り出してコーヒーとケーキでも楽しもうか、と思っていたのだけど、あまりにもくたびれていたので家で大人しく過ごしていた。あまり楽しくない33歳の始まり。

21歳から、誕生日には抱負めいたことを書き残している。以下はその記録。

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21歳はシンプルに、地に足つけて夢空高く、好奇心の赴くままに過ごす。

22歳は21歳の自分の良かったところを上手く拾って、新しい自分を作っていく。

23歳は22歳の迷走も無駄ではなかったと実感しつつ日々を充実させる。

24歳は何があっても立ち止まらず、考えることや行動することを止めないようにする1年にする。

25歳は自分のことをもっと知って、これから先の人生を機嫌よく軽やかに生きていくための準備をしたい。

26歳は、自分の脚で歩いていくために、何か予測できないことがあったとしても、自分が自分の最強の味方でいられるような心を保てるようになりたい。

27歳は心と身体の健康第一に、他人と自分を比べすぎず、自分の情熱を周りに伝えることができるようになりたい。

28歳は「愛と向き合う」、他人ではなく自分自身が持つ心の揺らぎ、「愛」を見つめ直したい。

29歳は「成果を求めない時間を大切にする」、少なくとも仕事以外のことは、何かを得るためではなく自分のベストを尽くすという姿勢を大事にする1年にしたい。

30歳は「弱点と格闘するための土台を作る」、「自分なりに日々成長することに焦点を当てる」ことに集中して取り組むことから始める。

31歳は「『いつもの自分』を整える1年」にしたい、心穏やかでいられる術を身につける、子どもの頃に想像した自分とはだいぶ違うけど、穏やかでいられることに感謝して過ごしていく。

32歳は「自分に飽きない」「好奇心を錆びつかせない」。そのためにも、書くこと・演奏することを自分の核としてもう一度育て直したい。

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さて、いよいよ干支が1周してしまった33歳。

最近は本当に調子が悪くて、なんとかギリギリひとの形を保ちながら仕事に行っている。

以前の職場群のような肉体的なつらさはないのだけど、雇用の不安定さにじりじり焼かれているのがつらくてつらくて、これを書きながらも涙が止まらなくなってしまった。周りはどんどん次のライフステージに進んでいることも重なり、ずっと自分が欠陥品のような気がしてしまう。「どうして自分は普通でいられないんだ」と「飛び抜けた何かを持つ自分でいたい」の狭間で考えこむ、という意味では、自分の中身はずっと、高校生から何ひとつ変わっていない。そのことにも時折うんざりしてしまう。

それでも。私の考えたことや感じたことは私だけのものだから、絶対に手放したくないと思っている。加えて最近はどうにかそれを伝えることができないか、ということも模索している。昨年の11月から短歌を始めたことで、だいぶ心の中が落ち着いた。新しい思考のやり場ができた、という感覚。良くも悪くも切れ目のない思考を活かせる場ができてよかった、という感じ。

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そんな生活の中で迎えた33歳。「良き人であろうと無理をしない」「選ばれようとしない」「正解を推察しない」の3つを掲げることにした。

ずっと、今までの自分をもっと“よく”するためには、何かを足していかないとダメだと思っていた。けれど最近は、ここで少し立ち止まって、いまの自分を受け止めることも必要なのかな、と思っている。いろいろあったしいまだって苦しいけど、誰に認められなくてもこれまでの自分はよくやってきたし、まずは自分がそれを認めなきゃ苦しいだけだよな、と。他人でなく、自分にフォーカスを当て切ることに集中する1年にしたいですね。

あとは「自分の衰えをよく観察する」も裏テーマとして。というのも、昨年辺りから明らかに食べられる量と代謝が落ちてきたのをひしひしと感じており……そこら辺を見誤ったせいでめちゃくちゃ体重が増えてしまったので……いずれにせよ、誰かと比べず自分に集中!正解を外に求めない!を掛け声にやっていきたいところです。

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今年の誕生日スイーツは諸般の事情によりサイゼのプリンとティラミス盛りになりました。明日からまたがんばりましょうね🍮

先週、一足先に買った誕生日プレゼントのBAOBAO。誕生日当日の今日から販売開始の、恐らくどストライクな限定品に挑戦するか悩んだ末に、定番品の黒を選んだ。こういうところから自分なりの正解を見つけていきたいですね。

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6月1日の短歌/ティラミスにプリンも添える誕生日サイゼリヤでの特別を喰む