2024.3.7

玄関を出た途端、寒さのあまり顔をしかめてしまう。都内でも雪が降るかもって言ったけどこの時期にこんなに寒い?と訝しんでいたら、毎日着ている裏起毛のカーディガンを着忘れていた。さすがに白シャツだけでは厳しい。そういう日に限ってタイツではなくストッキングだし。職場についてからもなんとなく身体がひやっとしており、微妙に元気が出ず。

それでも、街を歩いているとどこからともなく花や草木の香りが鼻腔をくすぐることが増えてきたと感じる。朝、目が覚める時間に陽が差しているとそれだけでほっとする。冬の間にぎゅっと縮こまった身体が少しずつほぐれていくような気がする。

地下鉄の駅やオフィスビルの地下街のカフェで働いた時期がある。特に社会人として働いていたオフィスビル地下街時代は、始発で出勤してパンを焼いたりレジを叩きまくったりした後、夜はビールと生ハムをしこたま勧めて終電で帰宅するような生活を送っていた。結果、1日中太陽光を浴びないと心身がやられていくのだ、ということを学んでしまった。それ以来、日差しだけは意識的に浴びるよう気をつけて生活している。

けれど、冬が近づき日照時間が短くなり始めると、毎年露骨にだめになってしまう。あまりにも冬に調子を崩すので、今年はTwitter(X)やら過去のインターネット書き散らしやらを探ってみた。すると、冬至が近づいてくると気力が落ち始め、寒の内に入った途端にずっと低空飛行、ということが発覚。しかも、冬の間毎年1回はふっつり糸が切れてしまうのだけど、そのタイミングは決まって大寒の間だった。自分の心身の分かりやすさにちょっと笑ってしまう。ここまで傾向がはっきりしてるならなんかもうしょうがないし、生き物としてはむしろ感度が高くてよろしいのではないでしょうか。

暦の上ではもう春。まだ本調子ではないけれど、陽を浴びて気力を取り戻すイメージで日々をこなしている。

[お弁当]豚こま肉の甘味噌炒め、茹でブロッコリー、じゃがいもとにんじんのカレー生姜たれ和え、卵焼き、ミニトマト。