ほぼ終日気絶状態。ちょっと起きて雑にお腹を満たしたらすぐ寝てしまう。激務時代(8時間労働からの帰宅して3時間記事執筆、休日もそれぞれ最低3時間は作業しないと追いつかない)の休日を思い出すような気絶っぷり。完全に原因は気力切れ。2人分のタスク管理をしつつ教えもやるのはちょっと刺激が強かった。
途中、たまたま観た『虎に翼』の15分ダイジェストに撃ち抜かれる。いや本当に女の人のスンとしていなければならない感じとか、意見を言うと生意気だと言われるあのいや〜な感じとかに身に覚えがありすぎてオエっとなりつつ、言葉や知識を得ることで自分を取り戻していく高揚感にぐっと来る。
私自身も「(女子が)真面目に勉強するのはダサいと男子に茶化されがち」な地元の風潮が息苦しかったことや、それが嫌で女子校をに進学したら女子が全力を出すことが当たり前だという雰囲気がすごく嬉しかったことなんかを思い出し、びしゃびしゃに泣いてしまった。
とはいえ本来は誰にでも言葉や知識を得る機会は平等にあるべきなので、寅子が六法全書を手にすることを「地獄への切符を手に入れた」と表現するようなことは、まあ男性にはあまりないのだろうな、と沈んだ気持ちにもなってしまった。ジェンダーの問題に限らず、誰しもが地獄を感じずとも学びたいことを学べる世の中になるべきだよな……という思いを強くする。
日中は気絶していて何も楽しいことなできなかったので、夜、かろうじてアイスコーヒーだけは淹れた。口に含むと上顎あたりがひやりと縮こまる。アイスコーヒーのはしりの時期だなと思う。そのうちぬるくて氷を追加するような季節がやってくる。