のっそりと10時前に起床。完全なる旅疲れ。
昼前、先日の東京訪問で心を打ち抜かれたブラックオニキスの黒猫リングが届き、大はしゃぎで親指に着けて撮影する。不透明の黒を見たままに撮影するのはなかなか難しい。実際の黒猫ちゃんも撮影が難しいと聞くけど確かにそうかもな、という妙な感想を持つ。
以下は脈絡なく思考を巡らせた記録。
①旅行中の洋服。1泊2日旅なので、先日購入した黒のノースリーブカシュクールワンピースを軸に白の薄手ハイネックニット+グレーのタイツ(+インナー系の替え+観戦グッズ類)で完結。アウターは黒のトレンチ、agnès bのカーディガンプレッション、自作の花柄スカーフで対応した。
旅行に限らず週3は黒ワンピースを着ており、クローゼットには素材、形の異なる黒ワンピースだらけ。その心は「間違えた服を着て恥をかきたくない」というがそれなりのウェイトを占めているよな、と旅行中にふと気づく。実際どんな場でも大体馴染むことができるので助かってはいるし、私自身の「どんな場にも溶け込みたい(≒浮きたくない・受け入れられたい)」という心理にもフィットしているけれど。
ちなみに、角野栄子『魔女の宅急便』と絵本『わたしのワンピース』が好きだからという別の理由もある。前者からは制服・トレードマークへの憧れ、後者からはワンピースという衣服そのものへの愛着としての影響を受けているように思う。
②行きの新幹線に乗る前に東京駅の本屋さんで見かけた、ピアニスト・藤田真央氏の著作『指先から旅をする』が気になっている。恩田陸『蜜蜂と遠雷』の映画で風間塵のピアノの吹き替えを担当しており、なんてイメージ通りの演奏なんだろうと感嘆した覚えがある。新幹線の中で読書するとどうにも頭が痛くなってしまうのでその場では購入しなかったけど、心の積読リストに入れておく。
販促企画としてか、元々の連載先?や日経新聞などで書籍にまつわる記事がいくつか上がっており目を通す。
“(略)横浜DeNAのファン。弾き方を打撃に例えながら「芯に当てて弾くイメージです」とも話す。「芯」とは目に見えるものではなく「音のイメージの芯に当てる感覚です。頭の中に『理想とする音』があって、その音の芯を目がけて音を出すようにしています」。”(日経新聞2023.12.12より)
歴だけはそれなりに長いアマチュアクラシックギター弾きの私も確かに「理想の音にいかに近づけていくか」というアプローチは非常に大事にしている。方向性は合ってるんだな!プロの演奏者の精度がとんでもなく高いだけで!
③大河ドラマ『光る君へ』視聴。ロバート秋山演じる藤原実資が妻・桐子に延々と愚痴り続けて、桐子に「じゃあそれ日記に書けば?日記!日記!」と煽られるシーンで笑ってしまった。『小右記』、日本史に明るくないけどちょっぴり挑戦してみたくなるわね、とのほほんとしていたら鳥辺野のシーンで容赦なくぶん殴られる。アッ鳥辺野ってそういう……?と戦々恐々としていたら、カメラアングルが想像の500倍禍々しくて震え上がってしまった……