なんとなく寝付けず。新しい香水をひと吹きした手首の内側を鼻に近づける。肌の温かさで柔らかくなった香りが心地よい。マルジェラのWhen the Rain Stops。雨に濡れた草花の間を歩いているようなしっとり感に安心する。香りに集中して深く呼吸をしているうちに眠ってしまった。
香水といえば、ここ数年愛用しているのはフエギアのPampa Húmeda 。ざっと雨が降る草原地帯に着想を得ているが、こちらは草(クラリセージ、ユーカリ、オレガノetc.)が主体なので甘さはゼロ。しゃっきりとするオンの香りとして数年前に購入した。夏に使ってもくどくならない爽やかさだけど、あえて冬のニットの下から薬草のように香らせるのも気に入っている。
Pampa Húmedaで香水のファイナルアンサーは出ていたはず。なのに自分比で甘く柔らかなWhen the Rain Stopsに手が伸びるのは疲れなのだろうか。どのみち雨に濡れた植物の香りが好きなのは変わらない。温もりは肌で補填されるので、香りそのものには温もりではなく湿度を感じるようなタイプに惹かれることが多いような気がする。
それにしても、気に入っているものについて想いを巡らせ書き残す幸せは何物にも代え難い。できごとだけでなく想いの日記も書ける余裕が欲しい。
[お弁当]鶏もも肉のレンチン梅和え、焼き菜の花、ちくわの燻製マヨネーズ焼き、卵焼き、ミニトマト
[服]チェコメディカルドレス(foufou #31)/花柄の靴下/黒リボンパンプス